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「行くぞマリー」
「お兄ちゃん！？」
あろうことか、ゴーシュはマリーを抱えて自身の箒で戦線から離脱した。
「ゴーシュ先輩！？」
「ゴーシュくん！！」
「ふふふっ今回はちゃあんと連れて帰るよ。もちろんアナタもね〜！」
サリーは先程のAの魔法を見て、アスタだけでなく彼女にまでも興味を持った。
科学者の血が騒ぐのか、サリーは本来の目的とは少々外れた行動をとっている。
それに今回はサリー1人。援軍が来ないのも疑問に思う。
「……考えている暇はありません！ある意味でゴーシュくんの行動は正しいかもしれない。とにかく今は子供達を避難させることを最優先しましょう！！」
「…ああ！炎魔法 “導きの灯魔灼”！！」
「風派生魔法 “雁渡しの導き
「さぁ！そいつに乗って順番にお逃げ！」
テレジアの指示通り、子供達は比較的洞窟の出口に遠い者から順番にテレジアの魔法に乗っていった。
「バロ兄ちゃん！一体どうしちゃったの？僕が分からないの！？」
「近づいてはダメです！」
最早ネージュの視線の先にある兄は、ネージュの知っている兄ではない。
ネージュが声をあげたことでそれに反応したバロの泥の怪物は、ネージュに向かって大きく腕を振りかざした。
が、その腕はアスタの剣によって落とされ、ネージュの前に立ったAによって泥の残滓は吹き飛ばされた。
まだテレジアの魔法を強化する魔法を発動している中でも、もう一つの魔法を発動出来る彼女の強さは流石というべきだろう。
「なん、で、僕なんかを……」
「アナタはまだ何の責任も取られてないじゃないですか！！」
「それまでは死なせねェ！！」
「っ！………ありがとう」
「つーか弟殺そうとかどんだけだよこのバカタレがァーー！！」
アスタが泥の怪物に向かって叫ぶが、それは反応を示さない。
「さっき注射した裏魔導具は刺した人の生命力を喰らって爆発的に魔力を湧き出させるんだ〜。これなら君達でも簡単には倒せないでしょ〜？」
怪物を倒せないことはない。
ただ、倒すのには時間と魔力がかかるのだ。
先程ネージュを庇った際に泥の魔力は受け取ったので派生魔法を発動することは可能だ。
しかし魔法を発動するとしたら、それは莫大な規模となるので周りの被害は免れない。
Aは細かい攻撃で対応しつつも、対策をいくつも考えていた。
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HANON(プロフ) - Amaneさん» 大正解です！母がよく韓ドラを観ていて、そのシーンと台詞が凄く印象に残っていたので使いたいと思っていたんです。Amaneさんコメントありがとうございました。 (2020年2月24日 21時) (
レス) id: cf411dd6ee (このIDを非表示/違反報告)
Amane(プロフ) - ウィリアム様カッコイイ〜！！そして主人公めっちゃ好みです！笑 所で王様の価値の話ってあの韓ドラが元ネタですよね！違ったらごめんなさい…もしそうなら、お話してみたいです笑 いきなりのコメント失礼します！ これからも応援しています！笑 (2020年2月24日 21時) (レス) id: 1a3aa9e49a (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - NONAMEさん» ノゼル団長は大体何やってもカッコいいから素敵ですよね！NONAMEさんコメントありがとうございました！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: ed41bbef6e (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - ノゼル様かっこいいいい!!こんなかっこいいノゼル様書いて下さってありがとうございます！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: c3aeec0d97 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - いらとやさん» 投票ありがとうございます。私も誰にするか迷っていて、皆さんに決めていただきたいと思ってアンケートを作りました。これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年8月11日 8時) (レス) id: ed41bbef6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2019年6月5日 19時
