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第107話 ページ9

夕食ではキキョウさん特製の猛毒料理が振る舞われた









どれも新作の毒らしくなかなかに痺れたなぁ









いろんな毒が出過ぎてちょっと体が疲れた











今日は早めに寝れたらいいな



















結局私はイルミの部屋で寝ていいようだ













キキョウさん曰くイルミは明日の昼くらいまでは帰れないらしい











そのためイルミの部屋で自由に過ごしても問題ないとのこと













シャワールームも部屋についているためホテルとほぼ変わらない












広すぎて落ち着かないけど















『ふぅ、さっぱりした』















イルミが普段使っているものだからか私の体からほんのりとイルミと同じ匂いがして嬉しくなる














髪の毛を乾かし大きなベッドにぼふっと寝転がる













ふかふかで気持ちがいい












寝具にはイルミの匂いが染みついているのかいい匂いがする












こんな風に嗅ぐのはなんか変態みたいだけどしょうがないと思う


















布団にくるまると余計に匂いに包まれて心臓がバクバクと激しく鳴っている














寝れるかなこれ…













そんな心配は杞憂で疲れていたのか私の意識はすぐに夢の中へと落ちていった



















どれくらい寝たのだろうか











ふと夜中に誰かの気配で目が覚めた















こんなに近づかれるまで気付けなかったなんて















そう思っても寝起きの悪い私は殺意の感じられない相手にすぐに飛び起きようとは思わなかった















だってまだ寝たいし
















ベット横の気配が動きさらりと私の髪を撫でフッと笑ったような気がした














聞いたことのある声











大好きな声

















『イルミ…?』










そんなわけない











だって明日の昼まで帰らないはずなのに


















まだ夢見てるのかな











そう思って目を開こうとすると













イ「いいから寝てな」






と開きかけたまぶたを再び優しく閉じられた















イルミの声だ








間違えようもない











いつ帰ってきたのか









とか









怪我はないのか









とか









聞きたいことはあったけど








イルミの声に安心して私はまた眠ってしまった

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ひま - あああ……大好きです!!!続き待ってます、書いてくれてありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。 (2022年11月3日 15時) (レス) @page12 id: 752a786187 (このIDを非表示/違反報告)
ルノワール(プロフ) - あさん» ありがとうございます!更新がまちまちになってしまいますが頑張って更新していきますね (2022年10月28日 11時) (レス) @page12 id: 61bbbf59f1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好きです、応援してます (2022年10月14日 22時) (レス) @page11 id: 95cbd51ad1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルノワール | 作成日時:2022年8月9日 12時

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