第106話 ページ8
ゾルディック家の庭はとてつもなく広い
だからこそ思いっきり手合わせするにはちょうどいい
カ「A姉さんも念を使えるんですよね」
『姉さん呼びじゃなくていいって！もちろん。カルトと一緒の能力者だよ』
カ「では、遠慮なくお願いします」
カルトは懐からスっと扇子を取り出した
紙製かな？
そのまま扇子の上にパラパラと更に三角に切られた紙を落とし始めた
どうやらその紙吹雪を操る能力者らしい
ゾルディック家は黒髪だと操作系なのか
カ「蛇行の舞」
カルトが扇子で起こした風で大量の紙吹雪は私に向かってくる
多分なにか仕掛けがあるんだろうけど私には関係ない
私の能力とカルトの能力は相性が悪いな
紙吹雪は私のオーラを流し込んだ途端塵となってしまった
カ「っ！」
能力は発動してたからね
もし私の体に触れさせたいならまずその紙を私のオーラ以上のオーラで覆わなきゃいけない
人のオーラは腐敗させたりは出来ないけど物体自体には干渉できるからね
紙吹雪での攻撃が無駄だとわかりカルトは扇子にオーラを込め私に向かってくる
しばらくは一進一退という感じで攻防を繰り返してたんだけどやっぱりちょっと物足りない
向こうもやっていてこちらが本気ではないのを悟っているだろう
そろそろ飽きてきたしというところでカルトがギブアップをした
『お疲れ様。なかなか強いね』
カ「A姉さんこそずいぶん余裕そうでしたけど」
『だから姉さん呼びしなくていいってば！私が勝ったんだし姉さん呼びも敬語もなしね！』
カ「え。」
私の提案にカルトはまずいとでもいうような顔をして拒否した
しばらくは納得しなかったけど結局姉さん呼びだけなしになった
カ「Aさん、そろそろ夕食の時間なので向かいましょう」
『はーい』
いつの間にか辺りはすっかり暗くなっており森の中は薄気味悪いくらい
私たちが歩く周りからは色々な音や視線を感じるけどそんなの気にしてたらカルトにおいていかれてしまう
見失ったら確実に迷う私だ絶対に目を離さないようにしなければ
そう意気込んでカルトと共に本館まで向かった
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ひま - あああ……大好きです！！！続き待ってます、書いてくれてありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2022年11月3日 15時) (
レス) @page12 id: 752a786187 (このIDを非表示/違反報告)
ルノワール(プロフ) - あさん» ありがとうございます！更新がまちまちになってしまいますが頑張って更新していきますね (2022年10月28日 11時) (レス) @page12 id: 61bbbf59f1 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めっちゃ好きです、応援してます (2022年10月14日 22時) (レス) @page11 id: 95cbd51ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルノワール | 作成日時：2022年8月9日 12時
