作者達が迷い込む町 2 【小説】

巻き込み事故　【名無しのチート】 ページ42

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「うにゃあああああああ!?」

「巻き込んでごめんよ〜♪」


地図片手にこの怪夜町を探検していたら、偶然出会った里桜ちゃんと一緒に目玉の悪霊に終われてます。


「何あれ何あれ何あれ無理無理無理いやああああぁぁぁぁ!!」

「深○廻に出てくる巨大な目玉に似てるね〜!!」

「何でそんなに楽しそうなのっ!?」


里桜ちゃんは泣き叫びながら走っていて、私は後ろを気にしながら走っていた。

何で後ろかって?

目玉から出てくる無数の黒い獣のような鋭い爪の手が、私と里桜を捕まえようと伸びて来ているからだ。


「こっち!!」

「うにゃっ!!?」


里桜をお姫様抱っこし、ちらりと一瞬見えた神社に向かって全力疾走した。

　ドォォンッッ


「ひぇっ!!」


鳥居を潜り抜けると、目玉は鳥居にぶつかった。

里桜を下ろすと、僕の後ろに隠れてガタガタ震え、今にも泣きそうな顔をする。

　ドンッッ ドォォォンッ

目玉は何度も鳥居にぶつかり、入れない事がわかったのか姿を消した。


「もう大丈夫だよ」

「…………こ、怖かったぁ〜〜〜!!」


僕が頭を撫でると、里桜はその場に座り込み泣き出した。


「イヅナ様、助けていただきありがとうございます」


社に向かってお辞儀をし、いなり寿司をお供えした後、里桜を連れて屋敷に帰った。




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真白さん、使わせていただきました!!
口調とか違ったら直して下さい by名無しのチート

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