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屋敷に到着 暁月 ページ39




ここが『屋敷』とか言うところなのだろう。目の前に立つ大きな建物を見上げながら俺は思った。
そこそこ大きく、古そうな外観。なんとなくお化け屋敷を連想させる。まあ夜中であることも1つの理由なのだろうが。……あぁ、これも屋敷だっけな。


「誰かいるか?」


小さくノックしてから中に問うてみる。しかし返事はない。マナー的にはどうかと思ったが、居ないようなのだから仕方がない。俺は扉を開けるべく取っ手を掴んだ。

予想通りといえば予想通りなのだが、やはりこの扉、重い。ぐっと力を入れて後ろに引く。

ところが刹那、急に軽くなった。後ろに体重をかけていた俺は、よろけて倒れそうになる。


──急に扉が軽くなったことで1度。
開いた扉の前に立っていた女の背中に天使の羽のようなものが生えていたことで2度。


「お、また新しい人だね。……ってそんなに警戒しなくても……。まあいいや、僕はグランディ。見ての通り天使だよ」

「俺は暁月だ。……種族とかはよく分からないが。まぁ、よろしく頼む」


そして、グランディと名乗った彼女の後ろに大量の人外がいたことで3度。
この短時間で3回も驚くことがあった。

その後「入りなよ」と屋敷の中に通された俺は、ひとまず自室に向かうことにした。
扉を開けてみると、まさにいつもの俺の部屋だった。

今はすることもないから、ベッドに腰かける。いつも、ここで小説を更新してたんだっけな。なんだか遠い昔のように感じる。

そう。何気なく鏡を覗いてみたら普段は黒いはずの俺は銀髪になって、しかもだいぶ短くなっているように見えた。知らないところに来ると、自分も知らない姿になるのだな……。



「はぁ?!」

……なんて納得できるはずもなく、思わず声をあげてしまった。
ここで俺の頭の中であの老婆の声が再び再生される。


『この町に迷い込んだ人たちは皆能力を手にいれるのさ。あんたの能力は……幻を見せる能力のようだね。十分に活用するといい』


冗談だろうと思っていたが、もしかしたら、本当に能力が使えるようになっているのかもしれない。


「試してみる価値はある……ってことだ」


能力を発動させてみよう。鏡の前に立って俺はゆっくりと目を瞑った。知らない銀髪が視界から消えて行く。

なんとなく出てくるものをそのまま思い浮かべる。最初に浮かんだのは、あのグランディとかいう天使だった。

まあいい。所詮はお試しだ。すぐ戻るはずだから、騒ぎにはならないだろう。

何だこの町 南鳥 吟→←ルールがない世界なら……千登勢



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グランディ(プロフ) - 続編完成しました〜ありがたや (6月16日 15時) (レス) id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
澪 -rei-(プロフ) - 更新しました! (6月16日 15時) (レス) id: 72f8d10893 (このIDを非表示/違反報告)
澪 -rei-(プロフ) - 更新します! (6月16日 13時) (レス) id: 72f8d10893 (このIDを非表示/違反報告)
Na(ナトリウム)(プロフ) - 終わりました! (6月16日 13時) (レス) id: d4cffa305a (このIDを非表示/違反報告)
Na(ナトリウム)(プロフ) - 更新します! (6月16日 12時) (レス) id: d4cffa305a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グランディ x他10人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年6月1日 23時

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