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弟と思い出 真白 里桜 ページ14





ちょっと自分の能力が怖くなったあたしは、能力テストをやめて、街へ戻った。てくてくと歩いていくうちに、1軒のお店を見つける。
中をのぞ…………




「お嬢さん、どうなさいました?」

「ぎにゃああああぁぁっ!?」


突然後ろから声がして、あたしは飛び上がった。振り向くと、若いお兄さんが薄く笑ってる。


「おや、すみませんね。驚かせるつもりはなかったので」

「は、はい…………。あの、ここは…………?」

「ああ、ここは武器屋ですよ。ご自身の身を守るためにも、武器のご購入をお勧めします」


あ、そうか。ルールも何もない怪夜町は、武器で自分の身を守らないとやばいってことか。


「…………そうですか。じゃあ、ちょうどいい武器ってありますか?」

「初心者の方ですと、片手剣とかいかがでしょう」


お兄さんは、さらににっこり笑う。


「どんなのですか?」

「文字通り、片手で扱える剣ですね。すぐに攻撃を展開できる、もう片方の手は各人の自由に使える、等の理由で、かなり人気が高くなっています」

「あ、じゃあそれで」


すぐに攻撃を展開できるのは、かなりいい。先制攻撃した方が、有利になることが多いのだ。


「お嬢さんは魔力もかなりあるので、こちらの魔石つきのタイプがいいですね」

「は、はい。あたし、剣はよくわからないのでお任せします」



その後、お兄さんに剣を見繕ってもらったあたしは、ハイスペックな割に操作が簡単だという銃も購入した。


「操作があるのに、どうして銃を?」

「昔、少しだけ弟とサバゲーしたことあるんです。そのときあたしはマシンガン使ったんですけど、ここだとそれは大きくて使いにくいなって。

だったら、拳銃にして、思い出に実用性ものっけちゃえ! って思ったんです」

「そうですか。仲良しだったんですね」

「いえいえ、サバゲーしたのは、もう5年も前ですよ。最近は、まともな話が週に1回あれば良い方です」


言い方が、ちょっと自嘲っぽくなっちゃったけど、構わず続ける。


「あのバカ、受験生になって、好きでもない勉強始めたんですよ。親にやれって言われてね。

…………ああ、うちでは親には絶対逆らえないんです。

あたしみたいな勉強好きがするならいいけど…………。あの子、心も体も壊すんじゃないかって思った。なのに、あの子を置いてここにきちゃった。姉失格ですよね」





────ああ、語り過ぎちゃいましたね、と言って、あたしは、剣と銃を手に店を出た。

初めての戦闘 真白 里桜→←あたしの能力・確定版 真白 里桜



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Mashiro Lio(プロフ) - 終わりました! (17分前) (レス) id: 6bdf3daa52 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro Lio(プロフ) - 更新します! (25分前) (レス) id: 6bdf3daa52 (このIDを非表示/違反報告)
澪 -rei-(プロフ) - 更新しました!無駄に長いです。すみません。 (8時間前) (レス) id: 72f8d10893 (このIDを非表示/違反報告)
澪 -rei-(プロフ) - 更新します! (9時間前) (レス) id: 72f8d10893 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのチート(プロフ) - おわりました!! (6月15日 10時) (レス) id: 6216eeef7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グランディ x他8人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年6月1日 23時

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