初戦闘。物理学者降臨せり。 白雪の鴉亭 ページ12
「おーおー。そして、後ろの方は第二村人かな?」
女の子が少年の後ろから現れたので私はその子にも挨拶をする。
「お二方、始めまして。
そう言うと猫を肩に乗せた少年が挨拶をする。
「俺は、北斗だ。こっちはクレンだ」
「にゃーお」
黒猫のクレンが一鳴きすると今度は女の子が口を開く。
「……有」
「おーおー、北斗にクレンに有だね。よろしく。ココハドコ?以下略。ってやりたかったんだけどねー……」
二人と一匹の名前を覚えるように首を縦に振る。上を向いた瞬間。何かが落ちてきた。
「自由落下か何かかな?……そーれ★」
落ちてきた何かに向かって電気エネルギー云々を込めた雷を掌から発射する。
墜落したそれを見て私はこう言った。
「んー……囲まれてるね」
周りをぐるっと見渡すと屋敷の周りに大量の謎生物がいた。
「とりあえず、君たち危ないからチョーっと下がっててね! いくよ!太郎!」
「わおーん!」
二人を後ろに下がらせると私は太郎に合図をする。
太郎が雄叫びを上げるのと同時に周りにいる謎生物に向かって重力を一気にかける。
『重力加速度×重さ』だよ!『重力加速度』は一定だから、『重さ』を一気に掛ければ重力は出る!
ズシンとかけた重力。
周りの謎生物は地面にめり込む。
「うーし、こんなもんか?」
「わん!」
そんな、大層もない間抜けな私の声が響いた。
11人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
グランディ(プロフ) - 続編完成しました〜ありがたや (2019年6月16日 15時) (レス) id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
澪 -rei-(プロフ) - 更新しました! (2019年6月16日 15時) (レス) id: 72f8d10893 (このIDを非表示/違反報告)
澪 -rei-(プロフ) - 更新します! (2019年6月16日 13時) (レス) id: 72f8d10893 (このIDを非表示/違反報告)
Na(ナトリウム)(プロフ) - 終わりました! (2019年6月16日 13時) (レス) id: d4cffa305a (このIDを非表示/違反報告)
Na(ナトリウム)(プロフ) - 更新します! (2019年6月16日 12時) (レス) id: d4cffa305a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ