暗殺者達が集まる家があるらしい

大人の女性 サワー ページ32

「な、なるほど……」

エレガントとはこういったものですか！大人っぽい服装ですね……私とは大違いです。

「こんな感じでいいのでしょうか……？」

篝ちゃんやキャリーちゃんが貸してくれた服やアドバイスをもとにコーディネートしていく。系統の全く違う服を着て、言葉遣いも丁寧に……

意識することが多すぎます……

「よし、とりあえずは完成です！あとは……」

あとは、篝ちゃんにこの前のように髪をクルクル巻いてもらえればいいのですが。
慣れないヒールで廊下を歩き、篝ちゃんを探す。

「えっ？う、初ちゃん……ですか？」

篝ちゃんの部屋は少し遠いですね……

途中でいとちゃんにばったり会って驚かれたので、事情を説明する羽目になりました。

笑顔で頑張れって言われたのでやる気が出ましたけどね！

「あっ！篝ちゃん！クルクルにしてください〜」
「初ちゃん、随分と変わったね〜」

快諾してくれて、髪はいい感じにクルクルと巻かれた。

お礼を言って廊下を歩く……次に探しているのはキャリーちゃん。言葉遣いを教えてもらうつもりです。

「キャリーちゃん〜！教えて欲しいです！」

一瞬ギョッとしていたが事情を察してくれ、教えてくれる事になった。

「違うもっと鼻にかかるような声で！」
「あらぁ、こんにちはぁ」
「それはただのぶりっ子！」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「な、何とか……喋り方はわかりました……」
「まぁ、それで何とかなるだろ」

二人から教えてもらい、『エレガントな大人の女性』になる事が出来た。
あとは明日ですね……

(初のエレガントコーデ)

(ミラクルニキを借りました)

今回の暗器は仕込み傘。ちなみに庭の毒草をテキトーに混ぜたのをショルダーバッグに入れているらしい。

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