暗殺者達が集まる家があるらしい

調月 篝　月見里あさひ ページ4

「ご…ごめんください」


扉をグイっと引き、この家へと足を踏み入れた。

広々としたリビング、大きなテレビ、これまた広々としたキッチン。


「広い…」
「あ、あの、誰かいませんか？」

「居ますよ！」

「ひっ！？」


突然声がした。


「あっ…あああのっ、わっ私は招待されてここにきて…」

「貴方もですか？私もです！」
「私は調月 篝(つかつきかがり)です！よろしくお願いします！貴方の名前は何ですか？」


不意に現れた少女は、にこにこと笑った。


「私はっ…三河いとって言います…」


とても優しそうな子だ。

見たところ、同年代か少し下くらいの年齢だろうか。

でも、調べたところこの赤黒い家は暗殺者ばかり集まるらしい。

ということは彼女も暗殺者なのか？

こんな虫も殺せなさそうな顔で？

私には到底信じられないことだった。


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水無月さんの、調月篝ちゃんを使わせていただきました！

『赤黒い家』への招待状　　佳乃→←送られてきた赤黒いナイフ 月見里あさひ

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