9話 ページ10
切島side
ファットの突然な思いつきで東京に社員旅行に向かった
東京には元A組の奴らが多くいるから誰かしらに会えるだろうと思っていたら一番レア度が高い奴に最初に会ってしまった
「…それでご飯に行こうって＿＿ はい ＿
＿＿＿＿＿＿ え ありがとうございます」
結構いい時間だったから昼飯に月躬弖を誘えば一様事務所に確認を入れると言って電話をしている
コスチューム姿だし仕事中だったんだろう
悪いことしちまったなぁと少し反省
だけどこれを逃したら次はいつ会えるのか分からない
「今日一日オフにしていいって」
「マジで！？」
「ミルコさんが許可してくれた」
「よっしゃぁぁぁ！！！」
まさか一日オフにまでしてもらえると思わなくて思い切り叫んでしまった
月躬弖も嬉しそうに笑っている
「私服に着替えたいから一度事務所に戻ってもいいかな？」
「おう！もちろんだ！」
ここからミルコ事務所は近くにあるようで俺も着いていくことにした
事務所へ向かう道を歩いているだけでも月躬弖は何度も声を掛けられて流石No.6だと思った
歩きながら話していると2年経って初めて会った同級生は俺が最初だったらしい
東京だからすぐに会えるもんだと思っていたけどお互い会う時間も余裕もないらしい
事務所に着くと｢ここで待ってて｣と言われて待っているとすぐに私服姿の月躬弖が戻ってきた
「何食べたい？」
「都会っぽいの食いてえよなー」
「アバウトすぎて分かんない」
「俺も分かんねぇ」
2年ぶりだというのにあの頃と全く変わらない月躬弖に安心した
強いていえば髪が伸びたくらいだな
全く店が決まらなかった俺らはなんとなく近くにあったパスタ屋に入ることにした
混む時間帯は過ぎているようで待たずに席に案内してもらうことが出来た
「オムライスにしよう」
「パスタ食えよ」
「じゃあカルボナーラ」
あっさり決まったから近くにいた店員に2人分注文をした
そんな俺を月躬弖は何も言わずに黙ってジーと見つめている
相変わらず何考えてんのか分かんねぇな
「切島くん変わらないね」
「そうか？」
「いつも食堂で私の分も注文してた」
「あぁ！そう言えばそうだな！」
何考えてんのか分かんねぇけど懐かしそうに笑っている月躬弖を見て楽しんでいることは分かった
大人っぽい服を身にまとった月躬弖はまだあどけない笑顔のままだった
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犬井(プロフ) - 臨時教師…この展開私の好物です((やめろ これからも、まったりでいいのでマイペースに更新頑張ってください(´･ー･`)ﾌﾌﾝ (2020年3月5日 12時) (
レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです これからも、頑張って続けて下さい 応援しています(#^.^#) (2020年3月3日 16時) (レス) id: 1fbc4252fc (このIDを非表示/違反報告)
(´???｀) ぬん(プロフ) - 心の底から言います.......爆豪とくっついて.....あっこの作品大好きです (2020年3月1日 23時) (レス) id: 3a7d3d0190 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 永久さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - Leoさん» 前作から引き続きご愛読していただきありがとうございます！彼女の思いが伝わったようで嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月26日 19時
