4話 ページ5
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雄英を卒業して本格的にヒーローデビューしてから２年が経った
時の流れは早いもので私はもう20歳だ
今日も今日とて犯罪は起こる
鳴りやまない事務所の電話を事務員たちが慌てた様子で取る
「ヘスティア！緊急出動です！！」
「了解」
「目的地は既に端末に送りました！」
ブブッという振動と共に事件発生現場の住所が送られてくる
この住所って雄英高校だった気がする
不思議に思いながらも事務所の窓を開いて翼を広げる
「気をつけて！」
「ありがとう」
飛び立つ私に笑顔で手を振る事務員の彼女の名前は
4･5年前に渋谷のショッピングモールで起こった立てこもり事件で私が救出した人でもある
同い年だった咲乃は私を追いかけてミルコ事務所の事務員採用試験を受けた
そして無事採用されてある意味 私たちは同期として働いている
私は2年経った今も事務所に住み込んでいる
今の生活に文句はひとつもない
強いていえば皆に会いたい それくらい
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事務所を飛び立ってから約5分
送られた住所に従ってたどり着いた場所は予想通り雄英高校だった
事件なんて起こってなさそうに見える
地面に降りて2年ぶりとなる雄英高校の門をくぐる
今は時間的に授業中なのだろう
グラウンドの方から声が聞こえる
「よぉ久しぶりだな」
「お久しぶりです イレイザーヘッド」
突然話しかけられて振り返ると相澤先生
改めイレイザーヘッドが立っていた
2年が経ったというのに全く変わらない姿をみて安心した
「緊急出動命令で来たんですけど…」
「あぁ それは合理的虚偽だ」
「…久しぶりに聞いた気がする」
仮にもプロヒーローを騙して呼び出しておきながら気にしてない様子
それどころか｢ついてこい｣と何の説明もなく歩き出すイレイザーに困惑しながらも着いていく
久しぶりに入る雄英は何ひとつ変わってない
相変わらずバカみたいに大きな扉を見ているとイレイザーに｢ここで待ってろ｣と言われた
あー はい分かりました
ゲスト参加しろってことですね
伊達に3年間 イレイザーに担任を持たれていたわけじゃない
やりそうなことが予想出来てしまう
3年生の時もにも言わず1年生教室に連れていかれて｢これがウチのビッグ4だ｣と紹介された時もそうだった
ぼけーと思い出に浸っていると扉の向こうからイレイザーが｢入れ｣と言う声が聞こえた
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犬井(プロフ) - 臨時教師…この展開私の好物です((やめろ これからも、まったりでいいのでマイペースに更新頑張ってください(´･ー･`)ﾌﾌﾝ (2020年3月5日 12時) (
レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです これからも、頑張って続けて下さい 応援しています(#^.^#) (2020年3月3日 16時) (レス) id: 1fbc4252fc (このIDを非表示/違反報告)
(´???｀) ぬん(プロフ) - 心の底から言います.......爆豪とくっついて.....あっこの作品大好きです (2020年3月1日 23時) (レス) id: 3a7d3d0190 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 永久さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - Leoさん» 前作から引き続きご愛読していただきありがとうございます！彼女の思いが伝わったようで嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月26日 19時
