152話 ページ3
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泣き止まない女の子を落ち着かせていたらいつの間にかミルコさんが突撃する時間になってしまった
上から爆発音や銃声が鳴り響いている
私は慣れっこだから大したことはないが一般市民である女の子からしたら恐怖でしかないだろう
「私が守るから行こう」
「は、はい…！」
女の子は咲乃ちゃんと言うらしい
私を知ってくれていたおかげでなんだかんだいって素直に着いてきてくれた
恐らく他のフロアにいる一般市民はミルコさんのサイドキックの皆さんが避難させているだろうからこの子を安全な場所まで送り届けるのが私の使命だ
こうなったら監視カメラはもう関係ない
とにかく最短ルートで外へと繋がる道を咲乃ちゃんの手を引いて走る
1階へ下る階段を降りようとした時 真後ろから爆発音が鳴り響いた
「ヒッ…！ヘスティアさん！」
咲乃ちゃんを後ろに隠すようにして振り返るとミルコさんから逃げてきた敵たちが私たちを捉えていた
ざっと数えて12人はいる
敵達も逃げようとしているようだが外へと繋がる階段はここしかない
つまり私たちを殺さなければ敵は逃げることが出来ないのだ
ジリジリと迫ってくる敵たち
極力戦わないように言われたけど咲乃ちゃんを守るためには戦わざるを得ない
「クソ…！ 死ねぇ！！！」
迫り寄ってくる敵に拳銃の照準を合わせて思い切り引き金を引いた
パン！という銃声が鳴り響くと同時に自分の肩にも衝撃が走る
何を隠そう私は拳銃を使ったことがない
つまりこれが初めてだ
それなりにセンスはあるようで敵に当てることは出来た
私が拳銃を使うことに怯んだようで敵たちは後退していく
このままミルコさんたちが来るまで牽制していれば私たちの勝ちだ
銃口を敵に向け続けて出来るだけ距離を置く
その時 私の後ろから咲乃ちゃんがいなくなっている事に気が付いた
「ヘスティアさん！！助けて！！！」
ハッと敵を見ると咲乃ちゃんの腕をつかんで首元に刀を突きつけている
さっき撃ったはずの敵たちの姿がない
…これ こいつの個性か
私の予想が当たっているなら敵は実質1人
残る11人の敵のうち本体1人倒せたら私の勝ち
守り一筋でいこうと思っていたが予定変更
咲乃ちゃんを救出するためには戦わなければならなくなってしまった
その時 ふと思い出した
＿＿＿＿＿ 敵の中にナイフを使う奴がいる
ミルコさんが言っていた敵情報
それを辿るとしたらナイフを持っている敵が本体ということだろう
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
