120話 ページ21
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結局学校では決まらなくて共同スペースに集まって相談している
芦戸さんがダンスという案を出してちょっと魅力的だなと思った
今までダンスを踊ったことはないけど少し興味がある分野ではある
「Aは何か案ある？」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ だけど
「私 バンド演奏やりたい…かも…？」
「いや何故疑問形！」
実は私は気がついていた
耳郎ちゃんが昼休み私をボーカルに誘ったのは自分の趣味だけじゃないということ
文化祭の催し物でもバンドをやりたいんだということ
「それだけじゃあ盛り上がりに欠けるから
芦戸さん中心でダンスも一緒にしたり
個性を使った派手な演出したら
＿＿＿＿＿＿＿＿ 楽しそうじゃない？」
耳郎ちゃんは良くも悪くも周りの空気を読みすぎてしまう
だから私が代わりに代弁しようと思った
私にしては珍しく提案すれば皆も納得がいったような顔をしている
「バンド演奏ならやっぱり…」
「耳郎でしょう！！」
私に合いの手を入れるように上鳴くんが耳郎ちゃんを見て言う
「ウチのは本当に趣味だし…正直表立って自慢できるほどのもんじゃないつーか…」
当の耳郎ちゃんはまだ決心がつかないみたいで口ごもっている
そんな耳郎ちゃんに私と上鳴くんは示し合わせてジリジリと迫る
「耳郎の部屋 楽器めっちゃあんじゃん！
全部弾けるんだろ？かっこいいじゃん！！」
「そ、そうだけど…」
上鳴くんがアシストしてくれるけどまだ耳郎ちゃんは踏みとどまってる
けど私はどうしても耳郎ちゃんにバンドをしてほしいんだ
「私 耳郎ちゃんの歌声が好き
あのシャウトがたまらなく好き
多分耳郎ちゃんのギターも好き キーボードもドラムもベースも全部好き」
「ちょっ！A！やめて！恥ずかしい！」
私が耳郎ちゃんの好きなところをいくつもあげればあげるほど耳郎ちゃんは顔を赤くする
「私 耳郎ちゃんとバンドがやりたい」
「俺もーー！俺ギターやりたい！」
耳郎ちゃんの手を取って｢お願い？｣と少しあざとく首を傾ければ上鳴くんもノッてきた
「ここまで言われて断ったら
＿＿＿＿＿＿＿＿ ロックじゃないよね」
ついに耳郎ちゃんは覚悟を決めてくれた
私も嬉しくて上鳴くんとハイタッチした
その後バンドメンバーを編成した
Vo.Baは耳郎ちゃん Gt1は上鳴くん
Gt2は常闇くん Keyは私で Drは爆豪くんに決定した
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
