143話 ページ44
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雨降る予報なんてなかったのに最悪だ
コンビニで傘とハンドタオルを買って寮に戻る
もう冬になりそうなこの時期に雨で全身濡れてしまうとなるかなりキツイ
やっとの思いで寮についた
ドアを開けると皆 学校から戻っていたようで共同スペースでくつろいでいた
「うお月躬弖！！びしょ濡れじゃねぇか！」
「あら！今すぐタオルをお作りしますわ！」
砂藤くんとヤオモモちゃんが私を見かねて駆け寄ってきてくれた
ヤオモモちゃんが作ってくれたタオルでガシガシと髪を拭いていると皆も私に気付いたようでワタワタしている
＿＿＿＿なんか悪いことしちゃったな
爆豪くんも共同スペースにいるけど相変わらず私を見ることはない
見てほしいわけじゃないけど今まで仲良くしていたのにそんな態度をとられると傷付くもんだ
「大丈夫かよ月躬弖〜！！！」
「うん 大丈夫」
「ココア作ろうか？」
「ううん 大丈夫」
「タオルもっと作りましょうか？」
「大丈夫 ありがとう」
とにかく慌てている皆に｢大丈夫｣だと答えて部屋に戻ろうとする
こんな濡れたままじゃ風邪をひいてしまう
そう思って集まってくれた皆を通り抜けて階段へ向かおうとした時 爆豪くんに声をかけられた
「何が大丈夫なんだよ」
「え？」
ここ１週間全く関わってこなかった爆豪くんが自ら話しかけてきたことに驚いた
「最近 笑い方がおかしくなったと思っていたら個性まで使えなくなって
挙句の果てに死にそうな顔して帰ってきた奴のどこか｢大丈夫｣なんだよ
ふざけてんのか てめぇ」
まるで敵を見るような目で私を見る
それを止めようと切島くんたちが爆豪くんの元に駆け寄る
「コイツらが必死に考えて てめぇのこと元気づけようとしてんの分かんねぇの？」
「分かってる」
そんなことくらい分かっている
だから心配をかけないようにしているんだ
「クソ髪達はてめぇに｢大丈夫｣って言ってほしくてやってるんじゃねぇんだよ
本音を言ってほしくて色々頑張ってんの」
「…何が言いたの」
切島くんの頭をボンボンと叩いて私を呆れたように見る爆豪くん
意味が全く分からない
本音を言えばよかったの？
聞かれなかったから答えなかった
ただそれだけなのにどうして私が責められているのか分からなかった
「てめぇがしているのはなぁ
こいつらを侮辱しているようなもんなんだよ」
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
