141話 ページ42
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オムライスはお願いしたけどプリンは頼んでいない
切島くんの分かな？
「切島くん これ…」
「俺らからのプレゼントでーす！」
「月躬弖 甘いの好きだろ？」
「それ食って元気出せ な？」
なんと3人からのプレゼントだった
でもこれ1個300円のリッチなプリン
不器用な彼らだけど私を喜ばせるためにいつも色んなことを考えてくれる
「ありがとう」
3人がワクワクした目で私を見てくる
え？もう食べろってことなの？
オムライスさえもたべてないんだけど…
期待の眼差しで見られて食べざるを得なくて先にプリンを食べた
「おいしい」
「…本音は？」
「オムライス先に食べたかった」
「…それだけ？」
「プッチンプリンの方が好き…かも」
「安上がりだな！！！！おい！！！」
「返せよ俺らの300円！！！！」
半分本当で半分冗談
味自体はプッチンプリンで十分満足出来るけど3人が私の為に不器用ながら考えてくれたことが嬉しかった
ギャーギャー騒ぐ3人を横目にオムライスを食べ始めた
私はオムライスがランチラッシュの作るご飯の中で1番好き
って3人に言ったことはないけどいつも察して注文してくれる
こんな不器用な彼らだけどいつも周りを見ているんだ
私からしたら立派なヒーローだ
「ありがとう」
口いっぱいにご飯を詰め込んだ3人にお礼を言うと目をぱちくりとさせる
それから｢どういたしまして｣と満面の笑みを浮かべる3人を見て安心した
やっぱり雄英に来てよかった
.
学校を終えて寮に戻る
先に緑谷くんは戻っていたようでわざわざ私にノートを渡しに来てくれた
渡されたノートは計2冊
「これはあくまで僕の想像なんだけど」
「うん？」
「月躬弖さんの個性とご両親の個性は全く別物だと思うんだ」
難しそうな顔をして顎に手を当てる緑谷くん
私は緑谷くんの話すことが素直に気になった
彼の言うことによれば私の個性と両親の個性は同系統の個性ではあるものの別個体である
私が両親の技を参考にして攻撃技を生み出しているから同じに思うだけで視点を変えればもっと技の振り幅が広がるのではないか
その仮定として実際 私は空を飛ぶことができるが母は飛ぶことが出来なかった
父は空を飛べるが飛び方が違う
緑谷くんの話は筋が通っていた
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
