112話 ページ13
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アメリカの空港に着いた途端 行き交う言葉が日本語から英語に変わった
当たり前だけど耳が慣れなくて緊張感が増してしまう
私 こんな所で数日間も任務するとか大丈夫なのかな
「ここからは全てヒーローネームで呼べ
分かったな ヘスティア」
「はい」
私の唯一の命綱はミルコさんだけだ
親切なサイドキック達はいない
正直不安要素しかないのだけれど生きていけるのだろうか
「とりあえず これに着替えろ」
「え… これって…」
ミルコさんに差し出されたのはドレス
黒のオフショルでフィッシュドレスになっていて高級感が半端ない
｢ほらよ｣と黒のピンヒールも投げられてギリギリセーフでキャッチした
「ハリウッドで行われる国際的なパーティーで潜入任務だ」
「…パーティー」
生まれてこの方パーティーというものを経験したことがない
というか16歳でパーティーに参加したことがある人の方が少ないと思う
作法やら暗黙のルールやらを私は知らない
「お前は私の妹という設定で参加する
作法やら何やらは その都度説明するから臨機応変に行動しろ
あとお前は基本的に口を開くな
とにかく貴族の娘のように微笑んでいろ」
「分かりました」
「基本的に私がお前から離れることは無いから安心しろ
だが万が一のことが起こったら自分で考えて行動しろ」
私が不安でいっぱいなことを気遣ってくれたのかミルコさんは頭をガシガシと撫でてくれた
口調が強いから怖がられがちだけど時折見せる優しい顔はやっぱりヒーローだ
ミルコさんがそばにいてくれるなら安心だからこのインターンも有意義な時間になるように頑張ろう
「よし まずはホテルに行くぞ」
「はい…！」
慣れた手付きで入国手続きを済ませたミルコさんはスタスタと進んでしまう
私も遅れないように重たいキャリーバッグを頑張って引きずりながら追いかけた
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その後 ホテルでチェックインして部屋に荷物を置いたあとドレスの着付けやヘアアレンジ メイクなども軽くしてもらった
「Have a nice time」
粋なタクシードライバーさんに会釈をして車を降りると幻想的な造りの屋敷が待ち受けていた
ミルコさんに手を引かれエントランスで受付を済ませる
私は引っ込み思案で世間知らずの娘という設定になっている為 基本的には何もしなくていい
周りの目が気になるけどミルコさんの陰に隠れながら会場となるホールへ向かった
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
