･ ページ38
．
一重にB級ランク戦と言っても実は奥が深い
A級に比べて部隊数が多いB級は大まかに3グループに分けられている
B級上位 B級中位 B級下位
B級上位はA級経験者も多く含まれており実質A級同等の強さを誇る
現に二宮隊と影浦隊はA級だった経歴があり東隊の東は元A級1位部隊で隊長を務めた実力者だったりする
｢遠征部隊目指すにはB級上位の猛者たちを倒さなきゃいけないってことよ！｣
玉狛第一のエース小南桐絵はそう言った
いよいよ始まったB級ランク戦
1番下の順位から始まった玉狛第二は初戦を終えさっそくB級中位まで駆け上がった
｢第二試合の対戦相手の荒船先輩は瀬鳴先輩の師匠なんですね｣
｢そうよ！結構仲良いみたいね！｣
｢ふむ セナ先輩の師匠か｣
玉狛第二のメンバーと瀬鳴は何気に接触がある
今回の大規模侵攻でも彼らの手助けをしたことで謎の信頼を得ているようだ
そんな瀬鳴の師匠にあたる荒船は部隊全員が狙撃手という特色のある部隊の隊長を務める隊員
彼もかなりの実力者だと三雲は感じた
なんて言ったって瀬鳴の師匠なのだから
｢そういえば瀬鳴先輩が使っているあのトリガーって特注品なんですか？｣
｢…あぁラプターのことね！別に特注品じゃないから千佳も使う気になれば使えわよ！｣
｢そうなんですか！凄く連射性も高くて狙撃手にしては積極的なトリガーだなと思っていたので…｣
｢それならチカもラプターとやらを使ってみたらいいんじゃないか？｣
生憎 空閑はラプターを見たことがない
三雲の話を聞く限りとても魅力的なトリガーのように感じる
しかし雨取は首を横に振った
｢私じゃラプターは使えないよ
一度だけ撃たせてもらったことがあるんだけど他のトリガーとは比べ物にならないくらい難しかった｣
｢何が違うんだ？｣
首を傾げる三雲と空閑
そんな彼らを見かねて宇佐美は眼鏡を光らせた
｢実はラプターは試作段階のトリガーなの
凄くいい機能が備わっていてラプターを起動すると自動的にトリオン反応が消えるんだ
だからバックワームを付けなくても敵にバレず狙撃をすることができる｣
｢ほぉ！それはそれは素晴らしい！｣
｢狙撃音も小さいから隠密性が高い
それに加えてとても軽量で移動しやすいの！｣
クイッと眼鏡を持ち上げる宇佐美
やはりとても便利で魅力的なトリガーのように感じるが一体どこに問題があるのか
宇佐美は過去のデータを三人に見せた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんず(プロフ) - 続編おめでとうございます！！ご自分のペースで構わないので、更新を続けて欲しいです！これからも応援してます！ (2021年12月17日 19時) (
レス) @page50 id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 夢主の解説が完全にニノだ…………！これ聞いてるニノもすごく頷いてそう。 (2021年12月14日 1時) (レス) @page42 id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ - 二宮隊かっこいいですよね！スーツ姿で弧月持ってるの本当に好きです！夢主ちゃんも末っ子感があって可愛いです！！ (2021年10月17日 22時) (レス) @page40 id: 25eb3d3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ナカジマ(プロフ) - すごい次の展開が気になりドキドキしています！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2021年10月15日 12時) (レス) @page36 id: 94b7e990bf (このIDを非表示/違反報告)
男が苦手な辻 - ぎょえええ終わりですか…ストーリーもキャラ設定も二宮隊も大好きなだけに残念です… (2021年5月27日 2時) (レス) id: 43784786f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ばぐ
| 作成日時：2021年1月10日 19時
