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ここで忘れてはいけないことがある
それは機動力面の問題だ
現に今こうして慣れないグラスホッパーを使ってまで急いで三雲の元に向かっているわけなのだが率直に言おう
瀬鳴の機動力はボーダーでも群を抜く悪さだ
それはもう遅い
お世辞にも人並みだなんて言えない
グラスホッパーを使っているため人並みの速さを出せているが地上での移動になると話にならない
射手ではなく狙撃手を務めているのはそういう理由も含まれている
というか八割型これが理由
やっとの思いで三雲を見つけた瀬鳴は彼を驚かせないように先にインカムを繋いだ
｢やっほー三雲くん カバーに来たよ｣
[瀬鳴先輩！？どうしてここに…！]
｢出水先輩に頼まれたの｣
[あ、ありがとうございます！]
僅かながら安心したような声の三雲
一人で相当堪えていたようだ
今更ながら来てよかったと瀬鳴は思った
三雲が隠れている家に入り彼を見つけた瀬鳴は片手を上げて｢よっ｣と声をかけた
｢瀬鳴先輩！｣
嬉しそうに顔を明るくさせた三雲の横に謎の浮遊物を見つけた
一見近界民のように見えるその物体を見つめると察した三雲は説明をした
｢彼はレプリカ 空閑遊真のお目付け役です｣
｢初めまして、君が以前ユーマを守ってくれたというセナか｣
｢うーん…迅さんに手伝わされただけだよ｣
｢それでも感謝する ありがとう｣
想像していたより友好的なレプリカに瀬鳴は驚きながらも安心した
どうやら三雲は一人ではなかったようだ
それならまあ到着が少し遅れても問題なかったに違いない
とりあえず一段落して瀬鳴は三雲とレプリカに作戦を伝えた
｢私がここに残って人型近界民とラービットを迎え撃つから三雲くんとレプリカは本部に向かってダッシュ！｣
｢瀬鳴先輩一人で相手するんですか！？｣
｢良くて五分悪くて三分ってとこかな｣
当初瀬鳴は本部まで三雲に付き添い最高強度のシールドを常時起動しているつもりだった
しかし自分の機動力と三雲の機動力の差を考え実行の難しさを痛感した
カバーに来たはずの自分が足を引っ張ってしまっては元も子もない
そこまでトリオンを消費していないためそれなりの攻撃手段は残っている
｢安心してよ 大丈夫だから｣
｢はい！｣
｢それじゃあ私がカウントダウンするからそのタイミングで三雲くんは本部へ｣
瀬鳴は再びラプターを構えた
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あんず(プロフ) - 続編おめでとうございます！！ご自分のペースで構わないので、更新を続けて欲しいです！これからも応援してます！ (2021年12月17日 19時) (
レス) @page50 id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 夢主の解説が完全にニノだ…………！これ聞いてるニノもすごく頷いてそう。 (2021年12月14日 1時) (レス) @page42 id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ - 二宮隊かっこいいですよね！スーツ姿で弧月持ってるの本当に好きです！夢主ちゃんも末っ子感があって可愛いです！！ (2021年10月17日 22時) (レス) @page40 id: 25eb3d3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ナカジマ(プロフ) - すごい次の展開が気になりドキドキしています！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2021年10月15日 12時) (レス) @page36 id: 94b7e990bf (このIDを非表示/違反報告)
男が苦手な辻 - ぎょえええ終わりですか…ストーリーもキャラ設定も二宮隊も大好きなだけに残念です… (2021年5月27日 2時) (レス) id: 43784786f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2021年1月10日 19時
