67話 ページ18
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後ろから炎で攻撃され続けてあちこち火傷してしまっている
半袖短パンだったせいで草で擦りむいて切り傷も出来てしまった
とにかく全身が痛いけど止まったら殺されるかもしれないから死ぬ気で走り続けた
せめて戦闘許可を出してくれたら…！
『プロヒーロー・イレイザーヘッドの名の下にA組B組総員！戦闘を許可する！！』
マンダレイの声が響いて戦闘許可が降りた
私は思い切り振り返って昼間に貯蓄しておいた太陽光を使って爆撃を起こした
真後ろを追いかけられていたから確実に当たったはずだ
「お〜 やっぱお前の個性すげえな」
そのはずなのに荼毘は傷一つ付いていない
避けられた？いやそんなの無理に等しい
「戦闘許可が降りたらすぐ攻撃仕掛けてくるだろうと思ってたから距離置いといたんだよ」
悔しいけどこいつの方が頭が切れる
それにこいつの個性は強い
私ひとりで対処出来る相手ではない
適わない相手に挑み続けるような主人公体質じゃない私は｢逃げる｣という選択をした
「…まあ正しい選択だよな」
それでも荼毘は私を追いかけつづける
なんで追いかけてくるの？
私の命を狙っている？
回らない頭を必死に動かしながら走り続けると開けた場所に出た
「Aちゃん！！！！」
聞きなれた声がしてバッと顔を上げると木に括り付けられた梅雨ちゃんと注射器のようなものを刺されたお茶子ちゃんがいた
「梅雨ちゃん！お茶子ちゃん！！」
2人の元へ駆け出そうとすると後ろから追ってくる荼毘に攻撃される
あまりの熱さに背中が焼ける感覚がしたけれど動きを止めることは出来ない
梅雨ちゃんとお茶子ちゃんを救出して自分の後ろに隠した
ボロボロな私を見てお茶子ちゃんは今にも泣きだそしそうになっている
梅雨ちゃんも上手く体が動かせないようだしお茶子ちゃんは血を吸われて軽く貧血状態
私も火傷や切り傷で万全の状態とは言えない
それに対して敵は傷一つない状態が2人
どう考えても不利なことは明確で思わず苦笑いしてしまう
「うわぁ〜！本物のAちゃんです〜！
荼毘くんが連れてきてくれたんですか！？」
「いや 丁度見つけたから勧誘してた」
「そうなんですね！カアイイです〜！！」
サイコパスのような見た目をした金髪の女の子が私を見て頬を赤らめる
相当 私を気に入ってくれているようだけどその相手が敵だなんて随分笑えない話だ
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ここね(プロフ) - めっちゃよくできてる話ですね！すごく感動するし、夢主ちゃん強くて好きです！笑 (2020年2月24日 1時) (
レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» すっかり忘れていました汗 ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 続編あったのですね！前作とリンクは繋げないのですかっ サクサクと読めつつ主ちゃんの活躍が多いのが良いです！更新頑張ってください！ (2020年2月16日 15時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - まんとひひ。さん» ありがとうございます！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
まんとひひ。(プロフ) - ばぐさん» いえいえ！応援しております！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 102958615f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月12日 21時
