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篠田さんが戻ってくるまでの間 俺たちは色んな話をした
実は同い年だと知り呼び捨てで呼び合うことにした俺たちは仲良くなれた
勝手にビビっていたけど想像よりずっと妃旗は話しやすい
現に今も優雅の相談に乗ってくれている
攻撃手でトップクラスの隊員と初めて話すことができて優雅も嬉しいようだ
｢旋空ってどうやるの？｣
｢トリオン込めてエイってやるだけだよ｣
｢いや語彙力の足りなさよ｣
妃旗と話していて分かったことがある
それは圧倒的語彙力の無さとセンスの良さ
この歳でA級隊員だから相当優れた人なんだと思っていたが超感覚派のようだ
白いカッターシャツにコバルトブルーのクロスタイが印象的な隊服
旭日旗を模したエンブレム
どことなく流れ出る強そうなオーラ
まさにA級隊員と言わんばかりの存在感なのに話しやすくて違和感を感じた
｢そういえばなんで俺らに声掛けたの？｣
｢あー それ俺も気になってた｣
優雅の言葉に俺も乗っかった
今までA級隊員はもちろん B級隊員ですらほとんど話したことはない
何故あんな大勢がいた中で俺らが話しかけられたのか気になっていた
妃旗は｢あー｣と声を漏らして笑った
｢スカウトしようと思ってさ｣
｢｢スカウトォ！？！？｣｣
｢うるさーい 声抑えて｣
驚いて思わず叫びながら立ち上がった
優雅は立ち上がりはしなかったものの俺と同じように叫んでいる
妃旗は顔を顰めて声量のボリュームを下げるようにジェスチャーで表した
｢えっ…スカウトってあれ？あのー…
…うちの部隊に入らないかーってやつ？｣
｢そうそれ｣
ジュースを飲みながら頷いた妃旗を見て俺は｢マジか｣と呟いた
入隊した時からC級の中では上位の方でいると思っていたけどまさかA級にスカウトされるほどだとは思わなかった
あからさまに頬が緩んでしまう
｢うちは他の部隊と違ってちょっと特殊なの
だから適任を探すのに一苦労なんだ｣
｢特殊って…？｣
｢それは入ってからのお楽しみ｣
特殊部隊があるっていうのは風の噂で聞いたことあった
…それが篠田隊だとは知らなかったが
もっと詳しく知りたかったけど妃旗の言い方的にこれ以上聞いてはいけないと察した
優雅は少し楽しそうに笑っていた
あぁコイツ篠田隊に入るつもりだな
何となく理解してしまった俺は頬杖をつきながら優雅を見た
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なのこ5546(プロフ) - 更新ありがとうございます！嬉しいです！！ (2022年10月16日 22時) (
レス) id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)
おと(プロフ) - 更新してくださり本当にありがとうございます！！めちゃくちゃうれしいです涙 (2022年9月27日 19時) (レス) @page33 id: c4a16c735a (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2022年9月25日 20時) (レス) @page32 id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しく思います。待ってます。 (2022年5月30日 23時) (レス) id: e6820645c8 (このIDを非表示/違反報告)
おと(プロフ) - 可能でしたら続きがみたいです‼いつまでも待ってます‼応援してます📣 (2021年11月3日 9時) (レス) @page32 id: fcce662fd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年12月2日 20時
