46話 ページ47
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「＿＿＿＿ 全員手をとめろ
各列の一番後ろ答案を集めて持ってこい」
3日間に及ぶ筆記試験もやっと終わった
それなりに対策勉強はしていたので結果は悪くないだろう
そして問題の演習試験
「それじゃあ演習試験を始めていく
この試験でももちろん赤点はある
林間合宿行きたけりゃみっともねぇヘマはするなよ」
拳藤さんの話によれば演習試験はロボットとの対戦となる
その手の類いなら私は得意だ
「諸君なら事前に情報を仕入れて何するか薄々わかってるとは思うが…」
嫌な予感がする
なんでこんなにたくさんの先生が集まっているのだろうか
安全性を保護するためと言うにはあまりにも厳重すぎる
「諸事情があって今回から内容を変更しちゃうのさ！」
突如現れた校長先生
試験内容を変えるとはどういう事だろうか
「これからは対人戦闘・活動を見据えたより実戦に近い教えを重視するのさ！
というわけで諸君らにはこれから２人１組でここにいる教師１人と戦闘を行ってもらう！」
もう分かった
自分でも嫌という程分かってしまった
" 2人1組 "
私たちのクラスは21人編成
すなわち 1人余る
すなわち 私が余る
そういう未来だ はいこれ確定
絶対そうに違いない
だって先生が私を見ているんだもん
蛇に睨まれた蛙の気分だ
「月躬弖の目が死んでる」
「見事にフラグ回収したぞ」
「あいつも大概 苦労人だよな」
相澤先生によって次々とペアが発表されていくけれどやっぱり私の名前は呼ばれることはない
いうか私に至っては対戦する先生が残っていないのだけれども その辺はどうなるのだろうか
私以外の皆も困惑した様子だ
というかこれ 私から聞かないと教えてくれない雰囲気なのだけれど…
「あの…私はどうしたら…？」
私の質問に相澤先生は首に手を当てて｢あ〜｣と気だるそうな顔をする
いやそんな顔されても私が困る
「お前は特別試験ってやつだ」
「…は？」
「教師相手に｢は？｣はナシだろ」
「…すみません」
なにその響きだけ良さげな試験
特別試験だなんて全く嬉しくないのだが…
「月躬弖さんは広範囲攻撃だけでなく近距離戦にも向いているから教師1人相手ではこちら側が不利になってしまうのサ！」
「…それはつまり」
はい 分かりました
全部分かりました
" 教師1人相手では不利 "
すなわち 生徒1人ＶＳ教師数人
今日だけで何回｢すなわち｣って言うの私
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名無し - もうめちゃくちゃ好きです！！！！！（大声） (2020年3月2日 2時) (
レス) id: b192d8cc99 (このIDを非表示/違反報告)
朔月 - 夢主と轟が同率１位なら爆豪は三位になるのでは？ (2020年2月27日 18時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
巻 - 夢主かわいいかよ (2020年2月23日 21時) (レス) id: b1b8613275 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» 暖かいコメントありがとうございます！夢主様がヒーローデビューするまでしっかりと見届けたいと思っているので続編ともに今後もご愛読よろしくお願いします！ (2020年2月15日 8時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 主ちゃんの派閥妹感すごいかわいいです…。頑張って強くなって、良いヒーローになってほしいです！更新頑張ってください。続きが楽しみです！ (2020年2月15日 0時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月9日 11時
