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VS京都 ページ11







何度見ても美しいな、と感じてしまう見事な木々の中。2年4人はうだるような暑さに耐えながら歩いていた。





『あっづ〜…』

「あり?一年ズは?」

「パシった」

「おかか…」

「ああ、大丈夫か?」

「しゃけ」

「3歳児じゃねえんだ、お使いくらいできんだろ」

「いや、そうじゃなくて…」

『なんかあるの?』


「いや、今日だろ。京都の学長が来んの」




Aにとっては初耳事実。パンダはさも当たり前のように話しているがそんな話聞いてない。




「交流会の打ち合わせ。」

「ツナ」

「特級案件に1年派遣の異常事態。悟とバチバチの上層部が仕組んだって話じゃん。京都の学長なんてもろその上層部だろ?鉢合わせでもしたらさあ…」

「ターゲットだった1年、虎杖は死んでんだ。恵たちを今更どうこうするつもりもねえだろ。京都のじじいだって、表立って騒ぎは起こさねえって」

「しゃけ」




その時、真希の隣で歩いていたAの少し沈んだ声が響く。




『いやそれでも…生徒がやるかもしれない』

「そうだよな、教師は立場があるけど生徒は無い」

「…来てるっていうのか?真依が」

「憶測だよ。打ち合わせに生徒は関係ないからな。でもなあ…あいつら、嫌がらせ大好きじゃん?東堂と真依」

『嫌がらせ、…そういうの大っ嫌い』




ついに足を止めたAは深くため息をつく。そして、凛とした声でこう唱えた。




エクスペクト・パトローナム(守護霊よ、来たれ)



大きな努力の上に成功させた、守護霊を呼ぶ呪文。


そしてすぐ、彼女の守護霊であるカラスが出現する。




『伏黒恵、釘崎野薔薇…念のため五条悟。三人が攻撃されてたら、すぐ私を呼んで。三人の顔はわかるよね?』




コクリ、と頷くAの守護霊。そのあとすぐ、空高くそのカラスは飛んでいった。




「何回見てもすごいな、あのカラス」

『それな?頑張ったんだよ、練習』

「ツナマヨ」

「そうだな、行くか」




そうしてカラスが飛んで行った方を見つめて。

それとは逆側の方向へ、四人は小走りで進んでいった。








え、もうわけわからないくらいのhit数や評価数…本当にありがとうございます泣泣

こんなに急に評価、hitをもらったのは初めてでびっくりしてます…!自分の妄想とりあえず書いただけなのですが、たくさんの方に楽しんでいただけて嬉しいです。!

.→←特訓中



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れもん - 好きです!(ゑ)更新待ってます!! (2021年4月23日 18時) (レス) id: 46613accf8 (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - もち米の化身さん» すごく嬉しいですありがとうございます> <!飽きてなかったですか、よかったです笑  (2021年3月22日 23時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
もち米の化身 - 面白いですね!あと、飽きませんよ! (2021年3月21日 23時) (レス) id: 356bd7e73b (このIDを非表示/違反報告)
なんなん(プロフ) - ムスメ3さん» 世界がガッツリ!ってわけではないです!呪文、出身校、家柄、両親の仕事ぐらいですかね。わかりづらかったらごめんなさい泣 (2021年2月14日 21時) (レス) id: c1887ad742 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 初めましてこんばんはもしかしてハリ〇タの要素あり的な感じですか? (2021年2月14日 21時) (レス) id: 43c62374c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なんなん | 作成日時:2021年2月6日 23時

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