【ONEPIECE】鎧を纏う2【男主】 (ページ48)

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『……ルフィでしょ…。』

エース「はあ？そんなわけ……」

…エースは分からないのか？明らかにあれはルフィだろう。麦わら帽子に帽子を重ねているが、明らかにそうだろう。

『ほら、よく見てよ…』

エース「いや、ただの変な格好した爺だろ。」

……嘘だろ？
まぁいいか…今はとりあえず、ルフィがこの2年間でどれほど強くなったのか、この戦いで怪我を負わないよう。それだけを考えて戦場へ視線を向けた。

ルフィが、大きなハンマーに潰されたと思ったが…気づいたら背後をとり、能力で敵を倒した。

『………ルフィだよ…やっぱ』

エース「すっげぇ、アイツ今腕伸びなかったか？」

……まじか。
観客の視線もルフィに集まってきたところで、本当にルフィがハンマーに押しつぶされた…
まぁ、ゴムだから効かないだろうけど…

大きなハンマーを押しのけて吹っ飛ばした常人離れの技に観客席はざわめいた。

……にしても、俺は本当に何事もなくこのままでいいのだろうか。
今、すごく強いイッショウさんの能力の気を感じ取ったけれど…

次々と敵を倒して行くルフィを眺める。
…次は闘牛と勝負か、本当に変わり種だ。聞けば死刑囚と戦いここに立っているのだとか。知性も兼ね備えているのだろうか。

……あれは、確かエニエスロビーの時にもやっていたと聞く技か。にしても移動が早い。目にも止まらぬ早さ。というのは正しくこのことだろう。そして牛を弄ぶかのように蹂躙したかと思えば………

『…覇王色、まさかあそこまでとは。』

闘牛を手懐けてルフィは背に乗った。
Bブロックよりも早いペースで脱落者が増える。
にしても、あんなに大きな巨人族、全くもって歯が立たなそうだが、どうやって攻略するつもりなのだろうか、ルフィ。

観客席は完全にルフィに釘付けで実況すらルフィ…ここではルーシーか。の虜である。
さすがあれだけの覇王色を纏うだけある。ルフィの上に立つものとしての素質はそこにあるのだろう。

…巨人にルフィが乗っていた牛ごと潰される。ゴムで潰れてもなんともないはずだが、押しつぶされた。まさに騒然。悲しみの声の中、ルフィは立ち上がり、牛を気遣っているようだった。

そして、武装色を纏い、一撃。

見たところ見聞色の覇気も使えていたように見えた。3種の覇気を全て使いこなすとは、流石だ。レイリーさんの元で修行をしていただけある。
…この話は海軍には秘密だけれど。