【番外編�◆朶�間限定！モストロバイト ページ46
現在の時刻は18時30分。開店したモストロ・ラウンジは大盛況。注文が殺到してんてこ舞いの厨房では期間限定メニューを量産している。
｢限定メニュー食べ終わりましたぁ！！！｣
｢おやおや。では監督生さん、僕はお客様を迎えに行ってきますので心の準備をしておいてくださいね｣
｢は、はい！｣
今モストロ・ラウンジで行われているのは大食い大会だ。料理はジェイド、飲み物は指定の服を着た監督生さんがお客様に届ける。完食したお客様は監督生さんと記念写真を撮ることができる。マドルは注文と同時に受け取るのでこちらのデメリットと言えば厨房が死ぬぐらいだ。食材はフロイドの発注ミスで腐るほどあるので。
｢エースさんじゃないですか。あの量をよく胃袋におさめましたね｣
｢監督生に会いたいなら完食しろって言ったのアズール先輩じゃないですか······うえっ｣
エースさんは監督生さんと同級生なこともありよく一緒にいる所を見かける。その監督生さんがここでバイトをしていると知った時はさぞ驚いただろう。
｢では記念写真を。こちらです｣
エースさんを監督生さんのところへ案内する。監督生さんを待たせていたのはモストロ・ラウンジで一番の映えスポットだ。
｢監督生！｣
｢エース！来てくれたんだね！｣
パッと表情が華やいだのを見て、エースさんがウッと息を詰まらせる。
監督生さんの服装は、オフショルダーの黒と白のミニワンピだ。胸元には黒のリボン。袖フリルで広がっているのがワンポイント。足は黒タイツで、陸で言うところのゴスロリ風に仕上がっている。ちなみに髪は気分がノッたフロイドにより猫耳ヘアだ。
｢ほらどうです？｣
｢そうですよ。ここは男として何か言わなければですよね｣
｢カニちゃんほら、こんな風に｣
いつの間にか来たジェイドとフロイドが真っ赤になったエースさんを囃し立てる。
｢小エビちゃん、すっげー可愛いよ｣
｢監督生さん、とても愛らしいですね｣
｢顔が真っ赤になってしまいましたね。海のように目を潤ませても可愛さが増すだけですよ｣
ぼぼぼっと赤く染めあげた監督生さんはついに手で顔を隠してしまった。
｢ちょっとハードル上げないでくださいよぉ！！｣
エースさんの困った顔にフンっと笑い、素直に反応する監督生さんの頭をポンとこっそり撫でた。
2時間のモストロ・ラウンジは大盛況。食材も完売、監督生さんの特大の照れ顔も拝めたことですし、大満足です。
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埋夜冬(プロフ) - 茜さん» 読んでいただきありがとうございます！続編でやらせていただきますね！お待ちください！ (2022年1月30日 11時) (
レス) id: 71445b0c29 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - 夢主のイラストを見て可愛い！と叫びそうになりました。リクエストでハーツラビュルにお茶会に呼ばれたらというのをお願いします (2022年1月30日 11時) (レス) @page40 id: 6b60f4e764 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - ユノンさん» こんにちは！コメントありがとうございます！私自身イラストが描けないので、絵心のある友人に頼んでみました！11日以降にまた覗いてみてください！きっとイラストが載ってますよ！ (2022年1月6日 17時) (レス) id: 5c8498129f (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 夢主人公のイラストが見てみたいです (2022年1月6日 12時) (レス) @page3 id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - 星猫さん» 嬉しいです！！ありがとうございます！！続編までいくと思いますので、どうぞよろしくお願いします！！！ (2021年12月30日 14時) (レス) id: 5c8498129f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜 冬
| 作成日時：2021年11月21日 23時
