派手な柱の本命継子〔鬼滅の刃〕

52日目 ページ13

何体もの鬼が私の周りを囲った

姉さん、兄さんなど皆が言っていた

鬼は群れを作らないんじゃ……？

「私たち家族の邪魔をしないでよ！

殺してやる！」

『へぇ…………で？

本当の家族じゃないんでしょう？ならそれは偽物でしかない。

家族は支え合い、優しい匂いがする

君らはどうだ？私には君たちから何かに怯えてる匂いがする……』

鬼たちは何も言わずにただ私に攻撃を仕掛けてくる

『ちょっと黙ってよ……

ってぇ……忘れてた』

操られてる人の刀が私の腕を掠った

びっくりだ

「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ……

私を殺して！私はっ、鬼に殺されてしまう！

それなら私は……あなたに……っ

あがっ……」

隊員の腕や足が変に曲がる

「花雲様っ……助けてっ……！！」

『……わかった、君のことは私が最後を決めるから。

少し待っていて

全集中 華の呼吸 肆ノ型 挿頭の花

漆ノ型 花月舞い』

肆ノ型は鬼以外にはただの棘の花だ

もう亡くなっている人達の攻撃を止めるように技を出す

すぐさま漆ノ型で鬼達の首を斬る


「A様に殺されるなんて……私は幸せっ者ね……」

『最後に誰かに伝えたいことはある？』

「…………西の街にいる彼に、

私は幸せだったとお伝えして頂くことは、出来ますっ……か？」

『うん、ちゃんと伝えるよ

痛くないようにするね』

私は人の人体についての勉強をした時に1番痛くないように毒を回す方法と毒の作り方を学んだ

『私は人を殺めたことがないから……、上手く出来るか……』

「殺めた訳じゃないです……、人助けです

貴方は私という1人の人間を助けたんです……

華柱様……」

私は強力な毒矢を取り出し、

2箇所に刺す

私は糸を切り、腕の中に収める

私の中で小さな息が絶えた

命が零れ落ちた

『あぁ……私がもう少し、強かったら…

私がっ……』

次の瞬間、私の腕の中の人以外の首が逆さになる

『ごめんなさい……、

何もしてあげられなかった……ごめんなさいっ……』

私は一度、亡くなった人たちを1部に集めて隠が動きやすいようにする

『君は……義勇の同期の……』

「村田です……」

『村田、傷は大丈夫か……その人達は……

私が運ぶよ。

この傷薬はよく効く。しのぶちゃんが作ったからね、止血をして。』

「……花雲……様？

柱…………っ柱がっ……」

『ごめんなさい。遅くなってしまって

炭治郎という少年は知っている？猪の頭を被った少年も』

私は村田に話を聞いて炭治郎の元へ走った

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