あの子。 ページ4
「A、起きろよ…ったく」
俺はそう言いながらも少し笑う。
膝の上で寝てしまっているA。
膝枕あんだけ抵抗しておきながら、寝転がって少ししたらコロッと寝てしまった。
まぁ、疲れていたんだろう。
「無理矢理、遊びに連れて行ってすまなかったな」
負けたくなかった。
未来の俺に。
少しでもAの心の中に俺が居て欲しい。
嫉妬する相手が未来の俺とは、情けない。
「見つけましたよ、大王様」
「…げっ…ぬらり」
振り向くと鬼の形相をしたぬらりが立っている。
「Aがなぜ大王様と？」
「…っ」
袖でAの顔を隠すとぬらりは目を細めて「あぁ…」と呟いた。
「Aは私が送り届けるので…」
「ぬらり」
「…ではAを送り届けた後、すぐに業務にお戻りになられるように」
「あぁ」
ぬらりがポフン、と音を立て消える。
俺はAを起こさないように抱き上げた後、彼女の部屋へと移動した。
＊＊＊
優しく彼女をベッドの上に寝かせる。
このまま離れるのが惜しい。そんなことを考えながら、小さく溜息をついて、離宮に戻る。
まぁ、いい。
また会いに行けばいいさ。
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岸 - yuiさん» yui様、好きと言っていただけて、こちらもきゅんきゅんしております( ´ ▽ ` )これから、もっとキュンキュンさせられるように頑張りますね！コメントありがとうございます(^^) (2022年8月4日 20時) (
レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
岸 - GHJさん» GHJ様、素敵なコメントをありがとうございます！返信が途方もなく遅くなってしまい、申し訳ございません…！これから再開していきますので、よろしくお願いします(*^^*) (2022年8月4日 20時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
岸 - 花音さん» 花音様、お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。そう言っていただけて光栄です(^^)またぼちぼち再開していきますので、よろしくお願いします！ (2022年8月4日 20時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
yui - めっっっちゃ好きですこの話...凄いキュンキュンして、一人で悶えてます...... 執筆お疲れ様でした♪ (2022年1月22日 15時) (レス) @page20 id: 091807da6e (このIDを非表示/違反報告)
GHJ - 読んでいると楽しくなりすぎてもう全て読み終わっちゃいました＞＜続き楽しみにしてます！ (2021年12月5日 20時) (レス) @page20 id: 0fb369d062 (このIDを非表示/違反報告)
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