また結ぶ。 ページ20
壊す…？
そして、謝るエンマさんが居て。
私の心はもう痛みで縛られてはいなかった。
「じゃあ、エンマさんは…私の事…」
エンマさんの瞳に私がしっかりと映った。
「あぁ。もう友と自身に言い聞かせるのは止める。だからしっかりと聞いて欲しい」
エンマさんは目を閉じた後、小さく笑った。
「A、改めて言う。
好きだ。もちろん恋慕の方な」
嘘ではないだろうか。
夢じゃないだろうか、ドッキリとかそういう類ではないだろうか。
「泣かせてしまってすまなかった」
優しく、目元を拭かれた。
先程までの胸の痛みが嘘のようだ。
エンマさんから目が逸らせなかった。
＊＊＊
少し経った後、エンマさんが私を優しく見つめて、聞いた。
「Aの気持ち、まだ聞いていないんだが」
「っぇ、あ…」
「A、もちろん教えてくれるよな？」
いつの間にか頬を包み込まれて、顔は全く逸らせない。
「…っ、私も…エンマさんが、好き、大好き…です」
言葉にすると、顔が熱くなる。
熱が全て顔に集中していくのが分かる。
「友情ではないな？」
「はいっ…」
小さく返事をすれば、エンマさんは嬉しそうに、それで少し恥ずかしそうにする。
「今日は…これで我慢だな…」
「…！？」
顔が近づいて驚いているうちに、
コツン、と額が触れ合う。
距離がさらに縮まって固まってしまう。
「…A、今から妖獄国技館行くか」
「え、今からですか…？」
「体動かしたくなってきてな」
「顔、洗ってくるので、少し待っていてください」
そっとエンマさんから離れて、洗面台で顔を洗っているとお腹辺りに腕を回され、バッグハグなるものをされていて、激しく動揺する。
「え、エンマさん？」
「さん付けは百歩譲っていいとして、敬語はどうにかしてほいんだが」
「…でも」
「付き合っているんだ、いいだろう？」
付き合っている！！？
その言葉に衝撃を受けて、私はまた固まってしまったのだった。
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岸 - yuiさん» yui様、好きと言っていただけて、こちらもきゅんきゅんしております( ´ ▽ ` )これから、もっとキュンキュンさせられるように頑張りますね！コメントありがとうございます(^^) (2022年8月4日 20時) (
レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
岸 - GHJさん» GHJ様、素敵なコメントをありがとうございます！返信が途方もなく遅くなってしまい、申し訳ございません…！これから再開していきますので、よろしくお願いします(*^^*) (2022年8月4日 20時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
岸 - 花音さん» 花音様、お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。そう言っていただけて光栄です(^^)またぼちぼち再開していきますので、よろしくお願いします！ (2022年8月4日 20時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
yui - めっっっちゃ好きですこの話...凄いキュンキュンして、一人で悶えてます...... 執筆お疲れ様でした♪ (2022年1月22日 15時) (レス) @page20 id: 091807da6e (このIDを非表示/違反報告)
GHJ - 読んでいると楽しくなりすぎてもう全て読み終わっちゃいました＞＜続き楽しみにしてます！ (2021年12月5日 20時) (レス) @page20 id: 0fb369d062 (このIDを非表示/違反報告)
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