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いざシンガポールへ ページ4

顔面蒼白の小五郎を横目に蘭が視線をずらすと蘭とは逆方向を向きながら小さく笑っている新一がいてその視線を辿ると園子と新一の腕をガッチリ掴んだAが目を瞑って眉間にシワを寄せていた

蘭「Aって飛行機ダメだったっけ?」
園「いつもは心強い旦那様が隣にいるから平気なのよ」
新「そろそろ腕もげそうなんだけど」
『離陸するまでこのまま……あ!後着陸の時……
今日は快斗居ない…から
新一くんがダメなら蘭……っていうか蘭の方が安心する』
新「おい そりゃどういう意味だ」
『そのままの意味だよ
ぅわっ!』
小「あ゙あ゙あ゙あ゙!動いてる!動いてる!!」
蘭「そりゃ動かなきゃ離陸できないから」
『そ……園子
手離しちゃダメだからね!!』
園「こんな事言っちゃダメでしょうけど……今回快斗君居なくて得した気分だわ」
新「おいおい」

園子と新一の腕に顔を埋めるAを見た園子が真顔で放った言葉に苦笑いをした新一が肩に何かが触れる感覚に振り向くとこちらも真顔の蘭が肩に手を乗せていて新一は小さく肩を跳ねさせた

蘭「新一
帰りは私がAの隣座るわ」
新「お………おぅ」
新(「おっかねぇ……」)


そして7時間後……

マーライオンを前にテンションが復活したAは目を輝かせていた

『マーライオン!』
蘭「すごい大きいねぇ
この水が数日前に真っ赤になったんだって」
園「それ、わたしもニュースで見た
ネットでも大騒ぎだったし、世界中で報道されたみたいね」
蘭「だけど原因は分かんないんだって」
『近くまで行こうよ』
園&蘭「うん!」
『あれ?
新一くんとおじさんは?』
蘭「あれ?
2人してどこ行ったんだろ」

キョロキョロと3人で周りを見回していると蘭が手を上げた

蘭「あ、新一!
こっちこっち!」
新「悪い悪い
待たせちまったな!」
蘭「どこ行ってたのよ
捜したんだからね!」
新「暑いって言うから、おっちゃんを木陰に案内してたんだよ」
(『新一くんコナンくんの時の癖が出てる』)
蘭「へー……ありがとう……」
園「もぉ相変わらずねぇ、おじさま」

園子が呆れ顔で小五郎を見るとグッタリとした様子の小五郎が扇子をあおぎながら弱々しく叫んだ

小「おーい、蘭!
水を買ってきてくれねぇか〜!」
蘭「しょうがないなぁ
ね、一緒に行こ?」
新「え?」
蘭「ほら、早く!」
新「あ……オ、オウ」

手を繋いで歩いていく2人を見て園子がニヤニヤと微笑むと2人の後ろ姿を写真におさめたAがニヤリと微笑み2人の後を追って歩きだした

ボクの名前は――→←お誘い 2[快斗side]



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ゆら(プロフ) - お久しぶりです!すごくすごく楽しみにしてます!! (4月21日 1時) (レス) @page29 id: e9ab56d6ca (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 面白かったです。次回の作品はこの話の続きになるんですか? (11月5日 20時) (レス) @page29 id: eaff9dea92 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ミチルさん» 紙媒体の小説等は行間が変えられますがウェブになると完全に1行開いてしまう為ご了承ください (あまり行間が開くと無駄にページ数も増えてダラダラと続いてしまうイメージもある為あまり私が好きで無いのもあります) (6月2日 7時) (レス) id: b365893e92 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ミチルさん» 初めましてコメントありがとうございます 現状ストーリーと台詞の行間を1マス開けている状態なのでココに更に台詞の行間を開けると無駄に縦長になり見栄えがとても悪くなる為この書き方をしています かなりの長文になる場合や強調したい時は要点で行間は開けています (6月2日 7時) (レス) id: b365893e92 (このIDを非表示/違反報告)
ミチル - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んで思ったのですが。。。 台詞の行間隔あけてはどうでしょうか? 行間隔が詰まっていると読みにくいので。。。 (5月25日 18時) (レス) @page1 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つばさ | 作成日時:2019年6月8日 2時

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