レオン・ロー ページ11
玄関ホールの奥にある客間に通された一同は部屋の豪華さに目を見開き
蘭と園子は大きな窓に歩み寄り客間の向こうに広がる中国風の中庭をのぞいた
蘭「素敵な中庭〜!」
園「まぁまぁね」
『広い』
ほどなくしてレオンが一人の男を引き連れて客間に入ってきた
ロ「皆さん、初めまして
レオン・ローと申します
また、私のボディーガード兼、警備主任のヘッズリ・ジャマルッディンも同席させてください」
レオンが流暢な日本語で紹介するとジャマルッディンはレオンのそばを離れ京極に手を差し出した
ジャ[ミスター・京極
あなたに会いたかった]
真[ありがとうございます]
英語で話しかけられた京極がとっさに差し出された手を握った
ジャ[俺も空手をやっている
いつか対戦してみたいとずっと思っていた
この屋敷には俺専用のジムがある
今晩一緒にトレーニングでもしてみないか?]
真[それは素晴らしいですね
ぜひともご一緒させてください]
ジャマルッディンと京極が挨拶を交わしている手前でリシがレオンに小五郎を紹介していた
ロ「おお、あなたが名探偵の毛利小五郎さん!」
小「いやあ、これはどうもどうも
まさかこんな外国の方にまで名が知れてるとは」
ロ(「………? 妙だ
何もオーラを感じない……」)
ロ「そしてお二人が、高校生探偵の工藤新一さんと伏見Aさん」
新「よろしく」
『よろしくお願いします』
軽く手を上げて挨拶をする新一にレオンは顎に手をあてた
ロ「君は探偵というよりは、マジシャンのようだね」
新「!!」
ロ「そして君は………失礼ですが本当に高校生かい?」
『よく言われます』
Aが苦笑いをする横で息をのむ新一にレオンは新一の指を手で示した
ロ「君の指だよ
細くてしなやかだ」
新「……探偵といっても、オレは腕っぷしより、ここで勝負する方なんでね」
自身の手を見た新一が人差し指で頭をコツコツと叩くとレオンは軽く頷き窓際に立っている園子に目を向けた
ロ「おや、あちらにいらっしゃるのは鈴木園子さんでいらっしゃいますね
おじい様のお噂はかねがね……」
ア(「コイツは油断できねぇぞ……」)
アーサーが警戒心を抱きながらレオンの後ろ姿を見ていると部屋の外からレイチェルの声が聞こえた
レ[あの、困ります
お待ちください]
??[構わん、構わん
気にするな]
レイチェルを振り切って客間に部下を従えた小柄な中国系の老人が入ってくると彼は小五郎に駆け寄った
982人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆら(プロフ) - お久しぶりです!すごくすごく楽しみにしてます!! (4月21日 1時) (レス) @page29 id: e9ab56d6ca (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 面白かったです。次回の作品はこの話の続きになるんですか? (11月5日 20時) (レス) @page29 id: eaff9dea92 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ミチルさん» 紙媒体の小説等は行間が変えられますがウェブになると完全に1行開いてしまう為ご了承ください (あまり行間が開くと無駄にページ数も増えてダラダラと続いてしまうイメージもある為あまり私が好きで無いのもあります) (6月2日 7時) (レス) id: b365893e92 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ミチルさん» 初めましてコメントありがとうございます 現状ストーリーと台詞の行間を1マス開けている状態なのでココに更に台詞の行間を開けると無駄に縦長になり見栄えがとても悪くなる為この書き方をしています かなりの長文になる場合や強調したい時は要点で行間は開けています (6月2日 7時) (レス) id: b365893e92 (このIDを非表示/違反報告)
ミチル - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んで思ったのですが。。。 台詞の行間隔あけてはどうでしょうか? 行間隔が詰まっていると読みにくいので。。。 (5月25日 18時) (レス) @page1 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つばさ | 作成日時:2019年6月8日 2時