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あれから、神ちゃんが優しく慰めてくれた後
なんだか一人になりたい気分になって、
みんなの居るコテージから離れて小さな公園へとやってきた。
神ちゃんにはあまり遠くに行かないように言われたから心配かけないようにできるだけ早く帰らなきゃ。
公園には二人がけのベンチがあってそこに座る。
ふと見上げると一面の星空。
「わあ、…」
すごく綺麗。
満天の星空、とはこの事か。
と言わんばかりに星々が輝いている。
夏の大三角形もくっきり見えるし、私が住んでいるところではこんなにはっきりと見えない。
こんな時、隣に誰かいたら、この空を見てなんていうだろう。
もし、流星くんなら
流「あの星、掴めそうじゃない?」
とか言いそうだし、
大ちゃんなら
大「わ!なあA見て!星めっちゃ綺麗!!」
ってこっちまで嬉しくなるような笑顔で言いそう。
小瀧なら…
小瀧なら、
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望「ここ、特等席やな」
「…こた、き」
望「起きたらAがこっちに散歩しに行ったって聞いて来てもた」
へへ、って照れながら歩いてきたのは、
さっきまで寝ていたはずの小瀧だった。
小瀧のことを考えていたところに本人が目の前に現れたので思わずかたまってしまった。
望「隣、いい?」
普段ならそんなこと聞く前に隣に座るくせに。
「うん、いいよ」
若干の違和感を感じつつも、私は平静を保った。
望「ありがと」
そう微笑んだ小瀧の顔は、とてもとても優しかった。
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望月.(プロフ) - かみかえさん» ありがとうございます!!最後までお付き合い頂けると嬉しいです(;;) (2019年11月21日 10時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - rioさん» ありがとうございます!その言葉で支えられています(TT)これからも頑張ります! (2019年11月21日 10時) (レス) id: 5c0d7b263a (このIDを非表示/違反報告)
かみかえ - 大好き (2019年10月16日 0時) (レス) id: 1809e8188a (このIDを非表示/違反報告)
rio - ファイト! (2019年10月6日 1時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)
望月.(プロフ) - かみかえさん» 更新お待たせして大変申し訳ございません。これからも最善を尽くして更新して参りますので、応援お願いします。 (2019年9月23日 1時) (レス) id: 9bf1005519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:望月. | 作成日時:2019年5月2日 6時