35 ページ37
虎杖side
俺は今段ボールに入っている。
いや、隠れていると言った方が正しい。
身体を縮こませて何とか入っている状態だ。
何故こんなことをしているかっつーと………
−1時間前−
無事任務を終えて、高専に帰ってきた俺と伏黒。
寮に戻ろうとすると、禪院先輩とパンダ先輩が話しかけてきた。
「虎杖ぃ」
「お、先輩たちどしたん?」
「お前、交流会のとき箱に入って出てきたよな?」
「うん」
にまりと効果音が着きそうな顔で禪院先輩が言ってきた。
嫌な予感しかしねぇ……
「……またやらねぇか?」
やっぱりな!!!
アレ空気凍りつくから嫌なんだよ!
「つか何で今?」
「…オレパンダ。ニンゲンノコトバワカラナイ」
「はぐらかしたぁー!!」
「まぁ細けぇことは気にすんな」
するとどこからか段ボールを持ってきた釘崎。
「用意周到かよ!」
「ふっ」
「そういや伏黒は?さっきまで俺の隣にいたんだけど」
キョロキョロと辺りを見渡している俺に、パンダ先輩が答えてくれた。
「買い出しだ。鍋パするからな」
「鍋パ!?」
−現在−
伏黒が買い出しから帰ってきて、共有スペースで鍋パの準備をした。
その後、狗巻先輩から連絡を受けて俺が箱に入った。
でも何で今なんだ?
めでたいことでもあったのか?
何だ??
Aはまだ寝てるし、五条先生は出張中。
ナナミンはもう定時過ぎてるから帰ってる。
まじで何だ??
そんなこんなを考えていると、足音がして来た。
「こんぶ…ツナ?」
狗巻先輩の声が聞こえてきた。
そろそろだな……。
コンコンと箱を叩かれる。
足に力を入れて、勢いづけて、
「「はーい!オッパッピ…ぃ……」」
目が慣れると、そこには、俺と同じセリフを言い放って目を見開いている、Aがいた。
327人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うゆに塩湖(プロフ) - 未来のグミさん» コメントありがとうございます!返信が遅くなってしまいました、、。同士がいてくれて良かったです笑 (9月20日 23時) (レス) @page10 id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
未来のグミ - コンコン「昆布」は前前前世に、似てますね!私もツボりました笑 (7月17日 15時) (レス) @page10 id: cd0d263151 (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - エリザベス女王さん» 頑張ります……! (2022年12月7日 22時) (レス) id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王(プロフ) - テスト頑張ってください!!赤点回避、、、頑張れ〜!更新楽しみにしてます❤️ (2022年12月7日 20時) (レス) @page48 id: c75fcc9307 (このIDを非表示/違反報告)
うゆに塩湖(プロフ) - yuankunさん» ありがとうございます〜早くいちゃこらさせたいです。 (2022年11月27日 18時) (レス) @page47 id: 438eeb11ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2022年4月17日 8時