泣いちゃダメ。【呪術廻戦】【狗巻棘】

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Aside

私は原宿に来ている。
晴天の青空の元、二人の同級生と共に。

「Aって言うんだな！俺、虎杖悠仁！仙台から！」
「伏黒恵……」

ピンクの髪の悠仁と、ツンツンした雲丹みたいな恵。

男子の制服でも色々違っていた。
五条先生に聞いたら、カスタム出来るらしい。
因みに私のもやったよって言われた。
まぁ、可愛いしいいか。

「遊間A、岩手出身。よろしく！」
「よろしくな〜」

悠仁が私に手を振ってくれる。
そんでもって振り返す。

「まだ時間あるから自由にしてていいよ。青春してこい、若人共！」
と五条先生からお達しがあった。

「なぁなぁA！クレープ食べね？」
「私も言おうと思ってた！美味しそうな匂いするなーって！」
「買い行こーぜ！」
「うん！」

「……自由人……」




「なぁ、A。俺買いたい物あるからクレープ買って先に戻ってて」
「うん、わかった」

悠仁と分かれ、クレープ屋に滑り込む。

「それ二つ下さい！」
「まいどー」

クレープを両手に持ち、恵と先生の元へ帰る。

「あれ？悠仁は？一緒に走って行ったよね？」
「何か買いたい物あるってどっか行っちゃいました」

「おーい先生ー！ふしぐろー！Aー！」

遠くから手を振る悠仁…らしき人。
ROCKのサングラスを掛けていて絶妙にダサい。
待ってデカい声だったから色んな人振り返ったんだけど。
視線痛いっす。

「どーよ？」
「…………」
「………………いんじゃない？」
「ウケる」

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