社畜の俺が太宰さんに成り代わったら大変なことになった件について【文スト】

第四十七話 ページ47

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首「さて、気を取り直そう」






A「は、はぃ…」






そう首領さんが言うと部屋に妙なピリピリとした空気が流れる。




ひ、ひぃ…！！




普通に怖い…！！これが、マフィア！！






首「君は何者かね？」






A「へっ…？」






ま、まさか、バレた！？




俺がこの太宰さんと入れ替わっていることが！




まぁ、乱歩さんにもバレてるけど…






首「君に出会ってから色々と違和感を抱いてね。まず、太宰くんはそんなに可愛くない」






A「へぁっ…！？」






中「そういう所だよ。あと、あの青鯖野郎はもっと性格が悪い」






A「えっ、あっ…」






首「それに、エリスちゃんもこんなに懐かないしね」






A「は、はぃ…」






それから色々教えて貰った。




改めて聞くと、俺と太宰さんの差はひと目でわかるほどで…






そ、そりゃ、バレるよ…




てか、逆になんで、バレないと思ったの？






となる。






首「ということで、君の名前を教えて欲しい。太宰治じゃなくてね」






A「あ、蒼先…A…です…」






ひ、久しぶりに本名言った…




特に苗字とか全然言ってなかったし…




名前は乱歩さんがよく呼ぶけど。






首「そうか、蒼先くん。これからよろしく頼むよ？」






A「は、はぃ…」






よ、よろしくって何を〜！？

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