社畜の俺が太宰さんに成り代わったら大変なことになった件について【文スト】

第三十六話 ページ36

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与「へぇー…それで、あんた怪我はなかったのかい？」






A「は、はぃ…一応は…ちょっと擦り傷はあるけど…」






此処は医務室。




国木田さんに一応と言われ、行ってみたけど、




今はもの凄く後悔している。






与「へぇー…あんた、怪我してるのかい」






これが全ての発端。






ベッドの上で拘束され、怯える俺と、




それを怪しげに笑いながら見下ろす与謝野先生。




それだけでも怖いのに、その手には手入れ後の鉈。






あ…今度こそ、ホントに死んだわ。






太宰さんと成り代わってから、このセリフが何度出たかわかんない。




数える気も失せるぐらい、命の危険に晒されている。




だが、これだけは確信出来る。






これがこれまでで1番の死亡フラグだと言うことに。






与「安心しな、殺しはしないよ」






A「へっ…？」






与「半殺しさ！！」






安心出来ませんって！！




その数秒後、この建物全体に響きわたる程の悲鳴が上がった。

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