私のヒーロー (名前)side ページ24
目が覚めると知らない場所にいた。
倉庫?の様な場所だ。
イスに座らされ手足は縛られていた。
『なにこれ…。』
男 「目覚めたか。おはよう、梵天の姫。」
『ここどこですか。早くここから帰してください。』
喋りかけてきたのはさっきの男だった。
手には私のスマホを持っていた。
男 「パスワード開けて梵天の幹部に連絡しろ。」
『梵天…?幹部?私そんなこと知らないです。』
Aがそうなるのも無理はない。
マイキーがまだ梵天のことを打ち明けていないのだ。
バンッ
『え?』
スカートに赤い液体がジワジワと広がっていく。
太ももを撃たれたのだ。
『あああぁぁぁぁぁぁあああ‼︎』
ズキズキと痛みが酷くなっていく。
男 「早く言わねーと、もう片方も撃っちゃうぞー。…まぁ、時間ねぇーしパスワードだけ開けろ。」
Aは痛みで限界が近づいていた。
言われた通りにすると私のスマホで誰かに電話を掛け始めた。
? 「てめぇ…。俺のお嬢に手出すとはいい度胸だな。スクラップだ‼︎」
いつもより低く怒っているがこの声は、三途さんだ。
『三途さ‼︎…』
側にいた部下に口を押さえられAの叫びは虚しくも届かなかった。
男 「お前は囮だ。囮は囮らしく大人しくしてるんだな。」
『さっきから…なに言っ…てるのか知ら…ないけど…私の…家族は…絶対に迎え…に来てくれる…んだよ‼︎』
足を撃たれた痛みが精神的にも限界に達していた。
意識がまた途絶えた。
ふと体を触られている気がして目が覚めた。
男 「お前もうすぐ死ぬんだから最期に楽しませろよー。」
服を脱がされていた。
『やめて‼︎触らないで‼︎』
男の手がどんどんのびてくる。
涙が溢れる。久しぶりの気持ちだった。
『パパ…蘭ちゃん、竜ちゃん、三途さん…ココ、鶴蝶さん…モッチー、明司さん…たすけて…』
もう会えないと思った、会いたかった、
三途 「Aーーーーーー‼︎‼︎‼︎」
私のヒーローが来た。
425人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドン - 続きが気になる (2021年11月28日 20時) (レス) @page47 id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
はむちゃん(プロフ) - マイさん» コメントありがとうございます‼︎本当ですね。マッハで直します‼︎ (2021年10月31日 19時) (レス) id: f9879f8a83 (このIDを非表示/違反報告)
はむちゃん(プロフ) - 朝はパンよりご飯派さん» コメントありがとうございます‼︎かっこいいですね‼︎センスをありがとうございます‼︎(笑) (2021年10月31日 19時) (レス) id: f9879f8a83 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - コメント失礼します。春千代ではなく【春千夜】ですよ (2021年10月31日 8時) (レス) id: 4eb2d22ad5 (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - 少しだぼっとしたパーカーがいいと思いますよ! (2021年10月29日 19時) (レス) @page42 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はむちゃん | 作成日時:2021年10月11日 17時