先輩。

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Aside



授業中だが集中できない

さっきの赤瀬くんが原因

告白してくれたのは嬉しいが

まず私のどこを好きになるのかわからないし

彼には申し訳ないが




今は誰とも付き合う気がない



私と付き合う人たちはみんな不幸になっていくから

自分が完全に悪いことはわかってるんだ

でもやめられない

もう犠牲者を増やしたくない

だからごめんね



___



いつの間にか授業は終わっていて帰る準備をしていた

ﾋﾟｺﾝ

メッセージが来たみたいだ



さとみ今日も会いたい



メッセージ主はさとみ。

私の同い年の幼馴染だ。

特進コースではないが彼はそこそこ頭が良いから
二番目に頭の良いコースに通っている



Aいいよ。家に行くね



淡々とメッセージを返しさとみの家へ向かう


靴を履いていると後ろから赤瀬くんが話しかけてきた



り「せんぱい！！このあとどこか行きませんか！！！」


『申し訳ないけど先約がいるの。ごめんね』


なんていうとしゅん、と効果音がつくような顔をする




チョットだけ胸が痛む…



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