う わ き あ そ び ＿＿＿ＪＷ

浮気＿２【訂正】 ページ2

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『…嘘でしょ、淳太…？』









するりと淳太へのプレゼント袋が手から降りて行く。









１年前。









今日は、淳太の誕生日だった。





だから、早く帰ってご飯の支度しようと思って急いで帰っていた。







その時、だった。



不運にも、淳太の浮気している場面にはちあわせ。








悲しみがこみ上げて来たが、涙をこらえ俯いて帰った。






スマホには、淳太からの連絡が入っていた。









【淳太：今日撮影長引いて帰れへん。先寝といて。】









何が残業よ…





ずっと騙されていたんだ、と知り、体がカッと熱くなる。






喉の奥が風を切る。








メールの着信履歴を見る。









［１１月２６日］



【淳太：今日帰れへん】





［１１月３０日］



【淳太：今日長引く】





［１２月１１日］



【淳太：ごめん、今日帰れへん】









ああ…



この度に私は悲しくなって…



こんな、浮気者のために私はどんだけ我慢をして来た。








体が、ふるふると震える。








コイツとのやりとりが全て嫌になって、メールのやりとりを全て消した。









少し、スッキリする。






ぼんやりしていた頭が、少しずつ理性を取り戻して来た。









スマホに目をやる。









空っぽになった、コイツとのメール。









まるで、浮気されて沈んでいる私の心のようだった。









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