イチバンボシ。２ (ページ6)

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守るべき存在@橙ページ6

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向井 side

深澤「Aは？絶叫系…苦手そうだね」

朝比奈「まじで無理です」

富士急ハイランドでのYouTube撮影。

今回の企画は、絶叫マシン完全制覇。

朝からテンション低いなって思ってたけど、やっぱり絶叫系苦手だったのか。

俺「…大丈夫？」

朝比奈「運は良い方なんで」

隣からこっそりとそう聞くと、浮かない顔で頷いた。

しかし二つ目で勝ち残った朝比奈ちゃんは、ジェットコースターに乗る事に。

ラウ「いいな〜A。俺も乗りたい」

朝比奈「代わる？」

ラウ「代わりたい！」

阿部「朝比奈ちゃん、一緒頑張ろう」

阿部ちゃんに手を引かれ、渋々連れて行かれた朝比奈ちゃん。

大丈夫かいな。

残ったメンバーでそんな心配をしていると。

朝比奈「キャーーー！！」

目黒「今のって」

佐久間「Aかもね」

普段聞くことのない、朝比奈ちゃんの高い声にザワザワしていると、程なくして帰ってきた搭乗メンバー。

清々しい顔のふっかさん達と違って、死にそうな顔の阿部ちゃんと朝比奈ちゃん。

渡辺「え、何か老けた？」

朝比奈「…」

言い返す元気もないくらい、疲れていた。

復帰早々、よお頑張った。

俺「ほら、お水飲み」

朝比奈「え？あ、ありがとうございます」

スタッフさんにお願いしといた水を貰って、朝比奈ちゃんに渡す。

そのまま背中を摩っていると、何とか元通りの可愛い顔になった。

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