イチバンボシ。２ (ページ27)

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深澤「…舘さん？心の声、声に出ちゃってるけど」

俺「え？」

どうやらそうらしい。

恥ずかしそうに顔を両手で覆うAと、何とも言えない顔をしたメンバーが、画面越しに、こちらを見ていた。

俺「本音すぎたので、流石にカットお願いします…」

スタッフさんにそうお願いして、お祝いの続き。

深澤「なんと今日の企画は…決まってません！Aがやりたい事やっていいよって」

朝比奈「えー、私のやりたい事？」

阿部「まさかの主役に丸投げする緩さ！」

佐久間「ババ抜きとかしちゃう？」

深澤「出来ないんだよ！」

向井「ジェンガとかええんちゃう？」

深澤「だから出来ないんだよ！」

メンバーがわちゃわちゃとする中、もじもじするAが目に入る。

俺「A、もうやりたい事ある感じじゃない？」

深澤「え、そうなの？」

目黒「なんだろ」

朝比奈「うん、えっとね…」

注目されたAは恥ずかしそうに笑って。

朝比奈「クイズ。正解は朝比奈！ってやつ。あのね、需要とか無いかもしれないんだけどね、みんなが私の事考えてくれたら、嬉しいなって」

大変です。うちの末っ子が可愛いすぎます。

全員が一旦可愛さを噛み締める時間を経て、姫のご希望通りの企画が始まった。

後日、YouTubeに上がった動画を見ると、全員が締まりのない顔になってて、ちょっと反省したね。

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