過保護@青 ページ23
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渡辺 side
朝比奈「大我くん！この前はありがとう」
2020年１月。
無事にデビューを果たし、有難いことに毎日忙しく活動させてもらっている。
同時デビューしたSixTONESとは、必然的によく一緒になるわけで。
音楽番組のリハを終えると、入れ替わりで同じくリハにやってきたSixTONESを見て、朝比奈が駆け寄る。
京本「ん？」
朝比奈「特典のやつで、大我くん私の事褒めてくれてたから」
京本「あー、あれね」
お互いのグループの一人一人について語るという特典映像。
その中で、朝比奈はでろでろに褒められていた。
俺「でもそれ大我だけじゃなくない？」
京本「え、何。聞いてたの」
会話に入ると、大我がむかつく顔で笑った。
俺「樹とか北斗もめっちゃ褒めてただろ」
朝比奈「樹くんはいつもみたいにイジってるだけだと思うけど…あ、北斗くん！」
朝比奈は北斗を見つけると行ってしまった。
不憫な樹。
京本「渡辺ってさ、意外と過保護だよね」
俺「は？」
京本「何だかんだ言って、いつもAちゃんの事見てるし」
俺「いや、それは…」
北斗と喋る朝比奈に視線をやる。
最初は朝比奈が一方的に喋っていたのが、最近では北斗も朝比奈に対してたくさん喋るようになった。
そんな二人に、ジェシーと慎太郎が集まる。
俺「普通に心配だろ。うちの最年少がお前らみたいなガラ悪いのに囲まれてたら」
あいつはチビだから、でかいSixTONESに囲まれてると、ほら、何か心配になるじゃん？
京本「ふーん」
俺「何だよ」
そんな俺に大我はつまらなさそうに返事をして。
京本「まあさすがに１６じゃあね。まだ早いか」
俺「おま、そんな事言ってると、」
佐久間「大我〜？今Aの事変な目で見てなかった？」
ほら、俺よりヤバいのが飛んでくるから。
目黒「朝比奈さん。ジェシーくん達もリハ始まるから」
向井「リハ頑張ってな！ほら、行こ」
朝比奈「あ、うん。じゃあまたね！」
既に周りに待機していたメンバーに背中を押され、さらっとSixTONESから引き離される朝比奈。
俺で過保護だったら、コイツらやばいからね？？？
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作者名：うさみ
| 作成日時：2023年7月19日 19時
