・ ページ36
ーーー
ーー
ー
『それでその子は今日来るんですか？』
夜「あぁ、この後面談の予定だが…約束の時間はとうに過ぎている」
『…いつもの遅刻癖ですね…』
そんな話しをしている束の間に、“ギィｰ…”と開く扉の方を見る
夜「…悟、８分遅刻だ。
その遅刻癖直せと言ったはずだ」
五「どーせ人形作ってるだけだからいいでしょ８分くらい。
夜蛾正道学長と、隣の女の子は朝火Aだよ」
彼は私が居たことを予想していたのか、何ともないように紹介する。
虎「虎杖悠仁です。好みのタイプはジェニファー・ローレンス！
よろしくおなしゃす！！」
『ふふっ…ジェニファー・ローレンス…』
元気でとても明るい挨拶に思わず笑ってしまう。
両面宿儺の指を飲み込むなんて、とんだ頭のイかれたような危ない子を想像していたが…イメージしていた子と全く違った。
『じゃぁ学長、私は失礼しますね。
…悠仁くん、面談頑張ってね？』
虎「オッス！」
私はポンと彼の腕を軽く叩き、ニコッと笑う。
きっと彼なら合格するだろうな。
悟の方もチラッと見たが軽く睨んでから外に出て行った。
『…(ほんと、勝手な人…)』
五「…(あらら、ちょっとご機嫌ナナメだったな…)」
ーーー
ーー
ー
『ご苦労様でした〜…』
悠仁の荷物を引っ越し業者に運んでもらい、完了のサインをし、トラックが去るのを見送った。
そろそろ面談も終わって寮の案内でもしてるかな〜…
そう思いながら悠仁の部屋に向かった。
部屋の前には悟と悠仁、恵が三人揃って何やら話し込んでいた。
五「それより明日はお出かけだよ。
３人目の一年生を迎えに行きます」
『恵、おかえり』
伏「朝火さん…」
『悠仁くん、合格したんだね。
おめでとう、これからよろしくね』
虎「あ、さっきのお姉さん！」
パァー！っと人懐っこい笑顔の悠仁を見て私は、大型犬を何故か思い出した。
『恵、いろいろ大変だったね。
疲れて今まで寝てたの？珍しいね』
伏「いえ…家入さんの治療を受けて、寝ていました」
『……私、聞いてない』
五「ん？
聞かれてないから言ってないだけだよ」
ジロリと悟を睨む。
彼は悪びれる様子もなく、普通に答えた。
『あーあ、今日は杏寿郎様とディナーでも食べにいこっと』
五「は!?ちょっ！Aっ！ごめんって！」
どこに食べに行こうかな〜とスキップして事務室に向かう。
悟なんて無視だ無視。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1381人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご(プロフ) - ガチの方で面白いです()更新頑張ってください！ (2021年3月23日 11時) (
レス) id: 18a64d9079 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - プスメラウィッチさん» ごめんなさいぃぃぃいっ！！もう１つの作品一生懸命になりすぎました。ネタはばっちり浮かんでるので、もう少々お待ちください(T^T) (2021年3月17日 22時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 雪椿さん、続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしています。 (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます。離乳食は考えていましたが他のネタが思いつかなくて…スランプ気味です(ｰｰ;) (2021年2月18日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 武闘派インドア(笑)さん» ありがとうございます。ネタが何故か思いつかなくて…助かりました！ (2021年2月18日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪椿
| 作成日時：2021年2月6日 20時
