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五条side
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廊下をｶﾂｶﾂｶﾂ…と早足で歩く。
硝子から、Aが七海と灰原の任務に助けに入って、怪我をして運ばれて来た…と電話を貰った。
ちょこまかと動き回る呪霊を一瞬にして祓い、急いで高専まで帰ってきた。
詳しい状況は分からない。
何故、七海たちの任務先に彼女が来ていたのか…
怪我の状態など聞く余裕すら無い程、焦った。
一刻も早く彼女の元へ行かねばと。
角を曲がると、俺の前を急いで歩いている傑が居た。
あいつも向かう所は一緒。
傑が医務室のドアに手をかけた瞬間、俺もガッと手をかけた。
夏「…悟…」
『俺が先だし』
夏「私の方が先に着いたんだが？」
『俺の方が先なもんは先』
夏「何を言ってるのか理解出来ないな」
『傑、手、離せよ』
夏「君が手を離せば良いじゃないか」
お互いに手首を掴みながら、ニッコリ笑い、睨み合いに。
こうなったら先に入ってやると、ドアを開け、身体を滑り込ませようとすると傑も一緒に入ってこようとして、入り口に詰まった。
『なっ…引けよ傑っ！』
夏「君こそ引いたらどうだっ」
家「…あのクズ共は何やってるんだ？」
「見事に詰まってるね〜」
『「っ！A！」』
ベッドの上に座り、ヒラヒラと手を振る彼女はピンピンしている。
脇に座っている硝子は、俺らが入り口に詰まっているのが面白いのか、カシャッと一枚写真を撮っていた。
『おまっ、怪我は!?』
「え、全然してないけど？」
夏「重傷って…」
「硝子そんな事言ったの？」
家「夏油には血がたくさん出てるって言った」
「おでこ切っちゃっただけじゃん」
『…は？』
家「マヌケ面〜」
クスクスと笑う２人に、気が抜けて、押し合っていた力も弱まり、傑とすんなり部屋の中へと入った。
「重傷なのは七海君と灰原君だよ？」
夏「あ、あぁ…此処に来る前にそれぞれ様子を見てきたが…」
『は？そうなのか？』
家「五条はAの話が出た瞬間、電話切って聞きもしなかったじゃん」
「あ〜…お騒がせ致しまして…ごめんね？」
『はぁ〜〜……焦った……』
ヘナヘナ…とその場にしゃがみこみ、首の後ろをさする。
必死すぎて、かっこわりぃ…
でも、無事で良かった。
夏「軽傷で良かったよ」
「なんか、２人にはすごく心配かけちゃったみたいで…申し訳ない」
『硝子、ちゃんと伝えろよ』
家「勝手に慌てただけだろ」
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
