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五条side
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『硝子！！！』
高専に着くと真っ先に向かったのは硝子の部屋。
ノックなんてせずに勢いのままドアを開けた。
どうせ居るのは分かっていたし、ドアノブがバキッと不穏な音を立てたが聞かなかった事にする。
家「…一応レディの部屋なんだけど変態」
『２月１４日、俺に譲って欲しい』
家「何のこと？」
『だから、水神の事。
１４日、約束してんだろ？
どうしても俺が会いたいから、譲って欲しい…』
家「ヤダ。早い者勝ちだし」
『最初に思いついたのは絶対に俺だし』
家「実行に移したのが早かったのは私だけど」
『ぅ″っ…』
悩みに悩み、勇気を出して誘った結果がこれとは…
別に彼女は他の日でも都合をつけてくてくれると言っているから、他の日でも勿論構わない。
それでも、バレンタインというイベント日に会えるという事は、傑よりも特別感を感じられると思った。
傑が彼女と会って、交友を深めている意図なんて知らない。
ただ単に、気の合う友人なのか、人脈を広げているだけなのか…
最悪なのが傑が彼女に好意を抱いている場合だ。
負ける気はしない。
自分の方が顔は良いし、身長も俺の方が高い。
金も家柄も良し。
頭脳も傑には負けない。
そう思うと自分はかなりの優良物件なのではないか。
優良どころではない…最高峰なのではないか？
そんな俺が傑に負ける気は全くしない。
まぁ、言葉遣いや、恋愛経験、女性に対する扱いは傑の方が一歩…いや、半歩ほどリードしているが。
それでも少女マンガを読みあさり、恋愛経験を培い、言葉遣いも最近は意識している為、半歩のリードもそろそろ追いつくと思う。
…傑の真意は、まだ確かめてもいないが、勝手にライバル視している。
だから、今回のバレンタインという特別な日を逃したくはなかった。
家「はぁ……そんなに真剣なんだ？」
『何が？』
家「Aのこと」
『…分かんだろ…』
家「あの五条がね…
分かった、Aには断っておく」
『…マジ？？』
家「まぁ、それだけ本気なら、応援してやっても良いけど」
『硝子…サンキュー』
家「もっと崇め奉れ」
『これほど、硝子に感謝したことねぇわ』
家「…やっぱり止めようかな」
『じょーだんだって！冗談！
喜んでタバコ１カートン買わせていただきます！！』
家「ったく…さっさと、約束しなよ。
あと、壊したドアノブの修理な」
『喜んで！！』
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
