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夏油side
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「ここがいつもお世話になってる、お店だよ」
『…意外だな。
もっと可愛らしいショップだと思っていたが…』
彼女のいつも行く、ピアスショップに連れて行ってもらった。
女性が通うお店だと思っていた為、ピンク色やハートやら…ファンシーなお店を想像していた。
しかし、目の前にある店舗は全体が黒色でシックな店。
どちらというと男性向け、むしろ私のように拡張ピアスなどを好んでいそうな人向けのように思える。
彼女は躊躇することなく入っていくのを見ると、本当に通っている店だと分かった。
「店長さーん？」
『…へぇ…』
店内は外装と同じように黒一色。
小さい音でクラシックか何かが流れており、雰囲気は良い。
それに品揃えも豊富。
女性向きの可愛らしいピアスから、特殊な物も揃っている。
『コレは耳と、どこに付けるんだ…？』
店「コレ、唇だよ〜ん」
『ｯ！？』
「あ、こんにちは」
店「いらっしゃ〜い…」
背後からぬるっと現れた男。
真っ赤な瞳に、顔中のタトゥーとピアスに目線が行く。
指や首筋にもタトゥー…
偏見は無いが、流石にギョッとした。
それに自分が背後から近づく人の気配に気付けなかったとは…
店「お兄さんのピアス良いね〜、似合ってる」
『…ありがとうございます』
店「Aちゃんの彼氏？」
「違いますって！」
店「え〜…」
『彼氏候補と言うことで』
店「あはっ！青春だぁ〜」
「何言ってるんだか…」
店「ゆっくり見てってね〜」
見た目とは違った、のんびりとした話し方。
押し売りのように商品を紹介する事もなく、こちらを伺って見ているような視線も感じない。
程よい距離感…過ごしやすいお店だな。
「傑のそれはピアスなの？」
『拡張ピアスだよ』
「へぇ〜…じゃぁ、ピアス取ったら大きな穴が開いてるんだ？」
『そうだよ』
「じゃぁ、こうゆうの付けるの？」
『これはー…』
彼女といろんな商品を見ながら、あれやこれやと話す。
クスクスと笑ったり、鏡を見て、耳に当てたりして物色する。
彼女との会話は楽しい。
純粋に楽しむことが出来る。
そして、たまに肩や腕が当たるだけで、ﾄﾞｸﾝ…と心臓が高鳴る自分は、本当に彼女の事を好いているのだと自覚する。
彼女の笑顔を見ているだけで、自然と自分も微笑んでしまう。
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
