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ウトウト…と浅い眠りにつくと、たまに見てしまうあの頃の事。
だいたいは、愛桜に刺される所でハッと目を覚ます。
今もそうだ。
ソファーなんかで寝ようとしたのが間違いだった。
「…まぁーた、なんで、お前はこんな所で寝てんの？」
『…
私の顔をのぞき込んでくる男…
彼も私の以前の人生には居なかった人物。
私はもう一度人生をやり直すとしても、呪術師として生きたかった。
やはり呪いを祓い人を助ける…それが自分には合ってると思った。
以前の記憶がある為、それを元に私は水神家の術式を完成させた。
もう、役立たず、なんて言わせない。
私は…水神家は、堂々と生きるのだ。
呪術師になるには高専へ入る必要がある。
と、なれば必然的に私は京都校を選んだ。
生前は、同期が居ないからとお父さんに気を遣われ、東京校へと行ったが…また東京を選べば以前と同じようになってしまう。
だから京都校を選んだ。
だが、私は１人じゃなかった。
篠宮秋弥が居た。
彼は一般家庭の出身でスカウトで入ってきた。
やはり、今の生きている世界線と生前の世界線では違うところがあるようだ。
「なんで、共同スペースに居んだよ。部屋に行っても居ねぇし、メールしても返信来ねぇし…」
『…涼もうと思って、網戸にしたの。そしたら…大きな虫がくっついてて気持ち悪くて逃げた』
「うっわー！それAの強敵！俺を呼んでくれりゃ良かったのに」
『もう、此処で寝て朝を迎えれば良いかって思った…』
「ふーん…足、退けて」
『ん〜…』
秋弥が座れるように伸ばしていた足を折り曲げて、丸まった。
全然、起きて話す気は無かった…
「おら、足、伸ばして良いぞ？」
『いいの？』
「A様のおみ足を揉んでさしあげます」
秋弥はそう言うと、私の足首を掴んで膝の上に乗せさせた。
私は縮こまらずに済んで良いものの、流石に気が引けるが…
その間にモミモミと脹ら脛をマッサージされる。
『…で、何かお願いがあって来たんでしょ？』
「さっすがA様！明日、付き合って欲しい所あんだわ〜」
『ん〜…またピアス開けるの？』
「正解。よくお分かりで」
『いつもの事でしょ』
クスッと笑い、秋弥の絶妙なマッサージに気持ちが良くなり再び睡魔が襲ってきた…
明日は授業後も何もないから、付き合ってあげようかな…
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太郎 - めちゃくちゃ好きです、、、こちらって傑オチになりませんか、、！？ (11月13日 14時) (
レス) id: 454647a5c9 (このIDを非表示/違反報告)
赭 - 秋弥に禁断の恋をしちまいそうで苦しい (10月23日 15時) (レス) @page37 id: ee8a4b9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 恋＠眼鏡さん» うわぁ(*´∀｀)ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張ります(*^^*ゞ (2021年11月15日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - 余りにも面白すぎて一気読みしてしまいました…！作者様のペースで満足がいくような作品をこれからも一読者として応援しています。 (2021年11月15日 7時) (レス) @page40 id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 楪さん» どうなるかはお楽しみに〜！五条の事はしょうがないですね(^_^;) (2021年11月11日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年10月13日 19時
