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五条side
ーーー
ーー
ー
夏「…とる………悟！」
『ん？あぁ…』
夏「どうした？ぼーっとして」
『……アイツ、誰？』
クイッと顎で例のマスク女を指す。
もう前髪は戻っており目元すら見えなくなっていた。
夏「…水神…と言ったかな」
『……水神…』
夏「彼女は去年の交流会に一年生ながら参加している。
彼女の機転が利いて、去年は負けに追い込まれたそうだ。
先輩方は彼女を注意しているらしいよ」
『…なんでそんな事知ってんの？』
夏「面倒だったがミーティングに参加した時に言っていた。
まぁ、悟は来てなかったけどね」
『やるだけ無駄だろ』
対策とか何だそれ。
状況に臨機応変に対応してこそだろ。
そんな事やるんだったら任務行けよ。
くだらねぇ…
夏「そういえば、彼女はこの界隈では有名人だろ？」
『知らねー』
夏「…水神家は自分の術式で死ぬ間抜けなんて、数年前は言われてたらしい」
『…聞いたことあるような気ぃする』
夏「でも、彼女は術式を完成させて見返した。
術式も、体術も、剣術も優秀。
次期、水神家の当主候補。
加茂家に嫁ぐ話しも出てるとか」
『…なんで、そんなに詳しいんだよ…』
夏「噂好きの先輩が居るだろ」
『…口だけ女か…』
ベラベラと喋る三年が居たが、その女情報らしい。
確か…昔、どっかの会食か何かに連れて行かれた時に水神の話しは耳に入れたことがあったような…
その時は興味すらなかったが…
夏「珍しい…気になるのか？」
『……頭痛が…』
夏「頭痛…？」
『…いや、何でもない。
陰キャが登場したってだけ』
家「何？五条、あの子の事が気になってんの？」
夏「そうみたい。
全く素直じゃないんだから…」
『はぁあ！？な、何言ってんだ！』
家「夏油の奥様、育て方間違えました？」
夏「あら、嫌ですわ家入の奥様。こんなデカ物、産んだ覚えもございませんわ」
『お前ら…っ』
“ｸｽ…ｯ”
風に乗って密かに微笑んだ声が聞こえてきた。
その声の方にバッと顔を向けると、マスク女が口元の辺りに手を当ててこっちを見ていた。
前髪で目元が見えないが…笑っているそんな気がした。
家「…なぁ、五条、顔真っ赤だけど…もしかして…？」
夏「あの悟に春、到来？まさかね…」
『…は？おい、春って何だよ。
今の時期は夏だし。暑さで頭イかれた？』
夏「…その言葉遣いじゃ無理だろうね」
家「同感」
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太郎 - めちゃくちゃ好きです、、、こちらって傑オチになりませんか、、！？ (11月13日 14時) (
レス) id: 454647a5c9 (このIDを非表示/違反報告)
赭 - 秋弥に禁断の恋をしちまいそうで苦しい (10月23日 15時) (レス) @page37 id: ee8a4b9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 恋＠眼鏡さん» うわぁ(*´∀｀)ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張ります(*^^*ゞ (2021年11月15日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - 余りにも面白すぎて一気読みしてしまいました…！作者様のペースで満足がいくような作品をこれからも一読者として応援しています。 (2021年11月15日 7時) (レス) @page40 id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 楪さん» どうなるかはお楽しみに〜！五条の事はしょうがないですね(^_^;) (2021年11月11日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年10月13日 19時
