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…許せない、もう我慢しない…
私には失う物は何もないんだから、もう物怖じしない。
そう決心したのは、昨日、悠仁から連絡が来てからだ。
愛桜に言われたことを聞いた。
私はそんな事は言わないし、そもそも高専には悟が居るから出入りを控え、滞在時間も短くしていた。
まぁ、悟は出張らしいけど…
まだサインと印鑑の押されていない離婚届。
決着のつかない話し合い。
早くしてほしい…
そんな事をイライラとしながら、私は高専内の使われてない部屋へ再び訪れていた。
目の前には私を睨みつけ、襲いかかろうとばかりの目をした愛桜。
「あんたから呼び出されるなんて思わなかった。何よ、離婚した訳？
早く、悟くんと一緒になってこれからの３人での生活の準備もしなきゃならないのに。」
『その前に、愛桜…貴女、副担任なのにどうして悠仁に、私が祓うと言ったなんて嘘を伝えたの？』
「そんなのどうでも良いでしょ」
『副担任でしょ？生徒が傷つくところ見たいの？』
「あんなのが生徒？
止めてよ不気味だし、無理。
両面宿儺の器なんて、きっしょ。
祓われて当然。だから死刑が決まってるんでしょ？
愛桜は何も悪くないし〜」
『悠仁はとっても明るくて、思いやりのある良い子だよ。
誰よりも人のことを考えて、行動してる。こんな良い子になんて事を言うの？』
「はぁー、うっせーな！
そんな事は、どうでもいいんだけど。
悟くんと早く別れろよ！役立たず！！」
役立たずね…
本当にこの子はどうしようもない哀れな子…
『…愛桜、何か勘違いしてない？』
「は？私が何を勘違いするのよ…」
『私の名前は、五条Aよ』
「そんな事知ってるわよ！馬鹿にしてんの！？」
『そうよ、馬鹿にしてる。
私は正当な五条悟の妻であり、五条家の力を使う権限は持ってるのよ』
「それが！何だって…い、う……は？」
『御三家に…五条に楯突くことがどうゆう事か、相川家の御長姉様はご存知のはずでは？』
愛桜の顔色がｻｧｰ…と青ざめていくのが分かる。
そうだろうね…今まで私が反論しなかったから、私がどうゆう存在なのか忘れていたのかもしれない。
喧嘩を売る相手を間違えている事に気づかない馬鹿な子…
私はあなた達がいつも虐げている水神ではないのに。
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椎(プロフ) - 五条さんがクズすぎて許せない部分もあったのですが、それでも主人公を愛している気持ちは本当のものだからと思うと、涙が止まらず号泣でした。 (2022年3月1日 22時) (
レス) @page49 id: 4e7f65b0c2 (このIDを非表示/違反報告)
にききまる(プロフ) - これほどまでにクズの五条にあったことない。まじ恨む。来世では地獄みてほしいと願うほど主人公に感情移入しました (2022年2月7日 14時) (レス) id: f079bcdbdb (このIDを非表示/違反報告)
匿名ちゃん - 愛しくて苦しくて、久しぶりに号泣してしまいました。皆幸せになれますように…。2度目の人生読むのが楽しみです。 (2022年1月3日 3時) (レス) @page50 id: 63e70122d3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - (続き)凄く可哀想になってきて、毎回全員が幸せになってほしいなって思いながら読んでました。１度目の人生の最後の方やばかったです(涙が)思い出すと切なくて堪らないです、、もっと書きたいことあるのに文章纏まらない…wこの作品を作って下さり本当に感謝です！！ (2021年12月13日 12時) (レス) id: 785d5edaec (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - はじめまして。毎日楽しみにしながら読んでました！この作品大好きです。ここに感想まとめさせて頂きます。夢小説で泣けたのはこの作品が初めてでした。私の推しがｸｽﾞ過ぎるのに超お気に入りの作品です！笑 愛桜、憎いだけの奴だったんですが、読み進めるごとに (2021年12月13日 12時) (レス) id: 785d5edaec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年9月22日 20時
