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「水神さんは、何故、こちらの世界で働いているのですか？
貴女への…ｺﾞﾎﾝｯ…風当たりは強い。
私は何一つ信じていませんが」
七海は誠悟の方をチラッと見ると、配慮をして声をワントーン落として小声で話してくれた。
誠悟は動画に夢中だった。
『七海と一緒だよ。適性のある仕事を選んでるだけ。
…私ね、術師以外で何が出来るかなって思って、スーパーやコンビニで働いてみたの…でも、合わなかった。
で、試しで術師に戻ったら、やっぱり私にはこの道しかないって思ったの。
まぁ、私の事を面白く思わない人たちに色々仕組まれてるけど。』
「…五条さんは何も手を打たないんですか？」
『悟は私に呪術界から手を引いて欲しいの。
だから何もしないよ。』
店「失礼します。こちらオムライスです」
誠「あ、ぼくの！」
誠悟は携帯をしまうと嬉しそうにスプーンを持っていた。
袖に付かないように、腕をまくってあげるとパクパクと食べ始めた。
『ゆっくりで良いからね？』
誠「はーい」
『ママ、サンドイッチ頼んだから欲しかったら言ってね？』
誠「タマゴほしい！」
『はいはい』
「…母親なんですね。」
『私が母親っておかしい？』
「いえ、似合っています」
『ははっ、なんか照れくさいなぁ〜』
別皿にタマゴサンドを置いてあげて、自分も食べる。
七海も優雅にフォークとナイフでお肉を切って食べている。
七海って食べている所も絵になるな〜…
「五条さんが父親になったと、初めて聞いた際は信じられませんでした。」
『…彼は父親の自覚なんて全くないよ…』
「…今、なんと？」
誠「ママ、ひとくちあげる！」
『ほんと？いただきまーす』
誠「タマゴねトロトロしてね、おいしいよ！」
『うん、おいしいね〜』
誠「けんちゃんにも、あげる！」
「いえ、私は…」
誠「けんちゃん、たまごきらい？
すき、きらいすると、ママおこるんだよ！」
「ふっ…それは怖いですね」
『ちょっと誠悟っ』
「私も怒られるのは避けたいので、いただきます。
…とても美味しいです」
誠「でもね、でもね、ママのオムライスが、うちゅーでいちばん、おいしいんだよ！」
「そうですか」
七海は新しいスプーンを手に持ち、一口だけオムライスを掬って食べた。
誠悟は満足そうに笑うと、また一生懸命にオムライスを食べた。
『ごめんね、付き合わせちゃって』
「いえ、嫌ではありません」
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雪椿(プロフ) - 通りすがりさん» ありがとうございます！これからも頑張ります(^▽^)続編にも行きましたので、そちらも楽しんでいただけたら嬉しいです(*^^*ゞ (2021年9月22日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは( ˙꒳˙ )開始からずっと読んでます！毎日更新楽しにしています( ˙꒳˙ )ナナミン…奪って大切にしてあげて!!!(´；ω；｀)ってなりました笑更新楽しみにしています。 (2021年9月22日 14時) (レス) @page50 id: f025481658 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ほりほりさん» まさかの宣言(笑) 心の中でクズに伝えておきます(*^^*ゞ (2021年9月19日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ほりほり - あーーわん、切ない！！切なすぎる！！おい、五条！私がお前の嫁を攫ってしまってもいいのか！！攫っちまうぞ！！！顔面ボコボコにしてやる！！覚えておけ！とお伝え下さい笑 いつもいつも更新ありがとうございます！ (2021年9月18日 20時) (レス) id: 61774c35f7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - haya20180804さん» 今はまだ脳内で五条と愛桜をボコボコにしておいてください(^0^) 五条はみなさんに許される日がくるのでしょうか…(笑) (2021年9月18日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年8月31日 19時
