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誠「ママ、みて！」
『すごいね〜』
龍「誠悟、重くなったな〜」
弟の龍生が誠悟を持ち上げて、飛行機ごっこをしているのを縁側に座って見ていた。
気持ちが落ち込み、誠悟も京都へ行きたいと言うので、気分転換を兼ねて泊まりにきた。
華「おやつ、持ってきましたよ」
『ありがとう華夜ちゃん。
誠悟、おやつ持ってきてくれたよー』
誠「もうちょっと！」
『はいはい。
華夜ちゃん、お邪魔しちゃって、ごめんね？』
華「いえいえ！私も龍生くんも、お義父さん、お義母さんも誠悟くんに会えるの楽しみにしてたんですよ。 龍生くんなんて２日間も任務お休みもらっちゃって…お義父さんは今日の仕事やめたいって朝、嘆いてました！」
父は朝から会合なのか、付き合いなのか出て行っている。
みんなして誠悟のことを大好きでいてくれて嬉しかった。
私の中での理想の家族像はこういったものである。
五条家の冷たく淡々とした、愛情とは無縁そうなものではない。
術式があるかないか、その術式が相伝のものか、違ったとしても優秀なものか…それで価値が決まる。
悟はそういった中で育っているから、愛情というものを持ちにくいのかもしれない。
けれど、私にとっては誠悟への愛情が無いことはショックだった。
華「こっちに２日間も居て、お義兄さん大丈夫なんですか？」
『大丈夫。
元々、忙しくてあまり家には居ないし…此処に来ること言ったら、１週間でも２週間でもどーぞだって』
華「お義兄さん優しいですね！
お義姉さんに休んで欲しいんですよ！お言葉に甘えて１週間くらいどうですか？」
『私も仕事あるから』
華「ぅっ、残念です」
誠「ママ、おやつ！」
『ほら、手を拭いて』
龍「誠悟、元気が有り余り過ぎ…」
誠悟の手を丁寧におしぼりで拭いてあげるとシュークリームにかぶりついた。
龍生は縁側に座るとバタンと倒れて、ハァハァ…と息を切らせていた。
『も〜…呪術師がこんな事で息を切らすなんて、龍生もまだまだだね』
龍「誠悟が元気過ぎるんだって。姉さんも飛行機ごっことか、追いかけっこしたら分かるよ」
『ふふっ…追いかけっこなんて公園でしてるけど、そこまで息は上がらないよ』
龍「すごいな姉さんは…」
『しっかりしてよ、ご当主様』
ペチンと龍生の太ももを叩く。
華夜ちゃんと結婚を機に、水神家の当主として継いだ弟。
当主らしくないのが私にとっては可愛らしく思えた。
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雪椿(プロフ) - 通りすがりさん» ありがとうございます！これからも頑張ります(^▽^)続編にも行きましたので、そちらも楽しんでいただけたら嬉しいです(*^^*ゞ (2021年9月22日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは( ˙꒳˙ )開始からずっと読んでます！毎日更新楽しにしています( ˙꒳˙ )ナナミン…奪って大切にしてあげて!!!(´；ω；｀)ってなりました笑更新楽しみにしています。 (2021年9月22日 14時) (レス) @page50 id: f025481658 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ほりほりさん» まさかの宣言(笑) 心の中でクズに伝えておきます(*^^*ゞ (2021年9月19日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ほりほり - あーーわん、切ない！！切なすぎる！！おい、五条！私がお前の嫁を攫ってしまってもいいのか！！攫っちまうぞ！！！顔面ボコボコにしてやる！！覚えておけ！とお伝え下さい笑 いつもいつも更新ありがとうございます！ (2021年9月18日 20時) (レス) id: 61774c35f7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - haya20180804さん» 今はまだ脳内で五条と愛桜をボコボコにしておいてください(^0^) 五条はみなさんに許される日がくるのでしょうか…(笑) (2021年9月18日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年8月31日 19時
