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「それにしても残念でしたね〜、誠悟くんパパに会えるチャンスだと思ってたのに」
「ね〜」
『え…どうして主人が来る予定だって知ってるんですか？』
「子どもたちが誠悟くんパパ来るんだーって教えてくれましたよ」
発表会が終わった後、ママ友数人と話をしていた。
息子たちは砂場で遊びに夢中だ。
「確かモデルさんでしたっけ？」
「私はCEOって聞きましたよ」
「私はデザイナーさんだとか」
『え″、全然違いますよ！？
どこからそんな話しが…』
「美麗ちゃんママがこの前、挨拶してその時の誠悟くんパパの衝撃がすごかったって話題になってましたよ？」
…そうだ。前に家族で買い物で出かけた先に美麗ちゃんママとたまたま出くわしてしまったんだ。あの人は大の噂好きだから…厄介なこと聞かれる前に挨拶だけ済ませて退散したけど…
「190はある高身長で、スラッとしててでも体つきはしっかりしてて、誠悟くんと同じ白髪で、目が蒼かったって…それでモデルさんみたいって私は聞いたわ」
「誠悟くんは４歳なのにずば抜けて容姿端麗、将来大物になりそうなオーラがありますもんね〜」
『あはは……止めて下さいよ。
主人はモデルでも、CEOでもありません…』
「でも、ときどき迎えにくる人、スーツの人よね〜…付き人的な」
『それは…まぁ、会社の方に仕方なく頼んでいるというか…』
「やっぱり社長じゃないの〜」
私が任務で迎えに行けないとき、代わりに補助監督さんが誠悟を迎えに行ってくれる時がある。
確かに身内でもないし、迎えに来る人がコロコロ変われば、そのような発想になるのか…
もう苦笑いして相槌を打っておけば良いか。
なんて思ってたら…
「ぅわぁぁぁああん！！」
みんなギョッとして砂場を見ると、誠悟がギュッと拳を握り締めながら立っている目の前には、男の子が尻餅をついて泣いていた。
『誠悟っ、何してるのっ』
誠「……」
『黙ってちゃ分かんないよ？
風太くん大丈夫？』
確か風太という名前だったと記憶を辿り、彼を立たせて制服についた汚れをパンパンと振り払った。
『大丈夫？どこが痛い？』
「ｸﾞｽｯ…」
『２人とも何があったの？』
誠「……」
『誠悟？黙ってても分かんないよ？』
「わたし、みてた！誠悟くんが風太くんおした！」
「ぼくもみてた！」
一緒に砂場遊びしていた友だちがみんなして誠悟を指さし、悪いのは誠悟だと言わんばかりの空気だ。
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雪椿(プロフ) - 通りすがりさん» ありがとうございます！これからも頑張ります(^▽^)続編にも行きましたので、そちらも楽しんでいただけたら嬉しいです(*^^*ゞ (2021年9月22日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは( ˙꒳˙ )開始からずっと読んでます！毎日更新楽しにしています( ˙꒳˙ )ナナミン…奪って大切にしてあげて!!!(´；ω；｀)ってなりました笑更新楽しみにしています。 (2021年9月22日 14時) (レス) @page50 id: f025481658 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ほりほりさん» まさかの宣言(笑) 心の中でクズに伝えておきます(*^^*ゞ (2021年9月19日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ほりほり - あーーわん、切ない！！切なすぎる！！おい、五条！私がお前の嫁を攫ってしまってもいいのか！！攫っちまうぞ！！！顔面ボコボコにしてやる！！覚えておけ！とお伝え下さい笑 いつもいつも更新ありがとうございます！ (2021年9月18日 20時) (レス) id: 61774c35f7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - haya20180804さん» 今はまだ脳内で五条と愛桜をボコボコにしておいてください(^0^) 五条はみなさんに許される日がくるのでしょうか…(笑) (2021年9月18日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年8月31日 19時
